2012年4月22日日曜日

研究所一般公開 (2)


今日も一般公開へ。

産総研に行ってみたが、春はこじんまりらしい。紫外線ストラップを狙っていったのだが、整理券を配布する 1 時間前でも既に人が多すぎで断わられている状態。挙句に早めに整理券を配布し始めるのでは、なんの為に時間が書いてあるのやら。毎回馬鹿馬鹿しいと思うのだが、ハンコみたいに抽選にする気はないのかね?

地質標本館は「オマーンの地質」みたいなのをやっていて、ちょっと期待していたのだが、昼だけ休みになっていた。きっと偉い人が見に来るんだろう。そういう時は警備の関係上休みになったりする。


産総研が良くなかったので物材研にも行ってみたが、こっちもこじんまり。ベーゴマもらった。

それからちょうどタイミング良く、鉄の鋳造を見ることが出来た。電気炉で溶かした鉄を砂型に入れて... という奴。鉄の融点は 1535度だが、炭素を大量 (3%とか) に入れることで、融点が 1150 度ぐらいまで下がるとか。そんなに下がるもんですか。実演では 1500 度ぐらいまで上げて使っていたが、鉄がトロトロではっきち表面張力が見られる状態。不思議な気分だった。

実演では鉄、炭素の他に金属シリコンも入れていた。これは不純物を付けてカラミを作るんだろうなあ、と想像したが、そもそも使っているのが電解鉄なのでそんなに不純物はないだろう?余分な炭素を取るのかな?でも炭素とシリコンでは付かないよなあ。
[シリコンを加えることにより、黒鉛の分布が均一となって靭性が増すらしい。シリコンが足りないとチル組織が出来て、硬度は増すが靭性は減る。鋳鉄ってのはまた違った物性があるんだなあ。]


そこもすぐに終わったので、高エネ機構へ。これまたこじんまりで、常設展と B ファクトリーを見たぐらい。

帰りに大穂のミラに寄ってカレー食べて戻った。大穂のミラって他店より初期の頃の味を残している感じで旨いかも、とはつれの言。


2012年4月21日土曜日

研究所一般公開


昨日今日明日ぐらいはここいら一帯一般公開の日。

まず午前中に自動車研究所。つれから「移動した」という情報をもらったのであちこち探したが、結局一歩も動いていなかった。まあ大きさは小さくなったかもしれんが。
電気自動車とか実験用のダミーとかシャーシダイナモとか衝突体験とかシミュレータとか見る。特にシミュレータはトロイダルな壁面にハイビジョンプロジェクタが 12 台付いていて... といったなかなか豪勢なもの。それでも自動車がカーブするのを再現しようとすると表示が追いつかないので、映像ではなく車のほうを廻すといった凝りよう。すごいもんだ。

衝突体験は 5km/h でぶつかる、というものだが、なかなかガツンと来る。
小型トラックの自動運転もやっていたようだが、タイミングが合わず見られなかった。
展示以外では自転車と自動販売機が多いのが印象に残った。自販機が特に安くなかったのもちょっと驚き。それからお茶のサークル (?) でもあるのか茶会をやっていたのでおいしくいただいた。


午後は農水方面。まずは動物衛生研究所。獣医体験が出来ると聞いて、娘が一番楽しみにしていたところだが、都合のため中止。普通の展示になっていた。(それでも楽しげではあった)

いろいろ聞いたが、特に BSE の話がおもしろかった。感染組織を数グラム食べさせただけでも感染するとか、一度で感染しなくても続けて食べさせていると感染するとか。となると閾値があるわけではなく、確率的に感染するのだろうか?
英国での感染者はもっと大量に食べていたことから「人間は牛よりも耐性があるんですかね?」と聞いてみたところ、「一度の渡英歴しかないのに感染した日本人の話もあるので、そうとも言えない」と言われた。なるほど。これもまた確率的影響であるとの証左になるかなあ。

また、プリオンの存在箇所は神経組織のみかと思っていたのだが、腸の一部 (回腸末端部) にも溜ると知った。へえええ。それから牛の胃がいかに大きいかも知った。
ひと通り見たあとはリサーチギャラリー。新品種のサツマイモで焼き芋の試食をやっていたのでありがたくいただく。中に入ってからは米の麺 (タイのフォーとかライスペーパー風) をいただき、虫や線虫を見てからまた焼き芋をいただいた。


食べた後は農業生物資源研究所。DNA を抽出したり、DNA ストラップを作ったり、無菌操作でトマト苗を植え付けたり、分子模型を作ったり... というあたりで時間切れ。サイエンスカフェがあったのでそっちにも寄りたかったが時間がなかった。ここではスタンプラリーの景品にカイコのマユを配っていたのだが、これをどうしろというのだろう?

今回はいつもと違ったところに行ったせいか、なかなか楽しかった。


2012年4月9日月曜日

gpg2


gpg でパスフレーズをファイルに入れておいて暗号/復号しているが、arch linux で突然使えなくなった。

と思ったら gpg2 では "gpg --batch --no-use-agent --passphrase-file password.txt" とする必要があるようだ。パスフレーズの入ったファイルのパーミションも 600 あたりでないと駄目な模様。


2012年3月29日木曜日

iPod_Control/iTunes/iTunesShuffle


今でも時々第一世代の iPod Shuffle を使っているが、いつの頃からか shuffle モードが使えなくなってしまっていた。そっちのモードに入れると再生出来なくなる。

売りの shuffle が使えないんじゃなあ、と思っていたが、iPod_Control/iTunes/iTunesShuffle ファイルがないためと判明。

iTunesShuffle file にはシャッフルリストが入っていて、適宜 (リストを使い終わった時とか) 再作成されるようだ。

play/pause ボタンを 3 連打すると作成してくれる、とあるので打ってみたら、shuffle モードが使えるようになった。フリーズっぽい挙動をしていたので嬉しい。


2012年3月14日水曜日

CUPSで一苦労 (2)


CUPS 続きっぽいの。

"駅すぱあと" のページを印刷してみたが、ローカルから raw プリンタ相手に送ると (ローカルから誰が造ったか不明の pdf が送られてサーバの gs で処理) 印刷まで 3 分以上、ローカルで ps プリンタ相手に送ると (ローカルの cups が生成した postscript が送られてサーバの gs で処理) 1 分強、firefox が吐いた ps を lpr で送ると (firefox の ps を サーバの gs で処理) 数秒。小さくても画像が入ると遅くなるかんじ?
ちょっと設定が簡単になったりネットワーク上のプリンタを見つけ易くなったりした代償がこれでは割に合わん。

サーバの debian squeeze にいれた lprng は、apt-get dist-upgrade したら削除されてしまった (そういえばそれで何の不満もなかった lprng から乗り換えようかと思ったんだった)。今は "echo 'lprng hold' | dpkg --set-selections" で hold してあるが、これって新しいバージョンが来た時はどうなるんだろう? (そうそうは来ないだろうが)
unhold するには "echo 'lprng install' | dpkg --set-selections" だそうな。

でもまあ、問題が判ったので cups でもなんとかなるか (というより lprng にしても解決しない)。要するに、gs に pdf が渡らないようにすればそれなりに使えるはず。
サーバのほうは 3 つのキューを造った。

1. raw (プリンタ直結っぽい、windows 用)
2. Epson-LP-xx00-escpage.ppd を使うやつ (内部的には gs -sDEVICE=escpage)
3. Epson-LP-2200-eplaser-jp.ppd を使うやつ (内部的には gs -sDEVICE=lp2200)

2 と 3 とは似たようなもんだが、変換は 3 が速く、データは 2 が小さい (ので転送時間が短い)。
それから、後の利用も考えて cups-lpd も設定した。余計なポートが開かないように inetd ではなく tcpserver で起動する。

/usr/bin/tcpserver -H -R -u 7 -g 7 -x /etc/tcpserver/cups-lpd.cdb 0 515 /usr/lib/cups/daemon/cups-lpd -o document-format=application/octet-stream &

uid 7 は lp、アクセス制御ファイルである cups-lpd.cdb は、localhost と プライベートアドレスのみに限定する内容。

クライアントのほうからはサーバで設定したプリンタが全部見えているが、そのまま使うとクライアントから pdf が飛んでいくことになって、Epson-LP-xx00-escpage のほうはエラーを吐いて止まるし、Epson-LP-2200-eplaser-jp のほうはえらいな時間がかかる (3 分コース)。そこで、

プリンタードライバー: Generic PostScript Printer Foomatic/Postscript (recommended)
接続先: http://print_server/printers/escpage

なエントリを作成してそれを使う。つまりクライアントの cups を経由してサーバの cups に転送する設定を造ったわけだ (馬鹿みたいだが)。こうすることにより、クライアントから pdf が飛ばず、cups が造った postscript が送られることになる。これも大概遅いが (1 分コース)、pdf を送った時程でもない。

サーバに lpd を入れたのは、クライアントの lpr を使えるようにするためだ。サーバはそのまんまで cups のキューが見えているが、クライアントのほうは /etc/printcap を設定する必要がある。昨日と同じだが、
lp|remote printer:\
        :lp=:\
        :rm=192.168.9.1:\
        :rp=escpage:\
        :mx#0:sh:

としてやれば、アプリが造った ps を使い、クライアントから "lpr output.ps" で印刷できる。もちろんこれが最速だ (秒殺)。

もしかしたら遅いのって EPSON プリンタだけなのかなあ?


2012年3月13日火曜日

CUPSで一苦労


印刷の調子が悪いのでまた CUPS。Linux 使っていて一番苦労するのは印刷だな。

どう悪いかというと、単に相当時間がかかったり、あまりに遅くてストールしてしまうあたり。ある 8 ページのファイルなんかは食事から戻ってきてもまだ印刷出来ていなかった。汎用機の時代のようだ。(超高いインパクトプリンタを使っている場合を除く)

CUPS は何をやっているのかさっぱり見えないので、とりあえず受けて (フィルタ通して) プリンタに送るだけのお仕事しかしないサーバのほうは lprng に変更。入れるのは apt-get で一発。

とりあえず昔使った printcap をそのままに lprng を起動する。基本的に直結か、"gs -q -dDuplex -dNOPAUSE -sDEVICE=lp2200 -r600 -sOutputFile=- -" ぐらいしかやってない簡単な奴。これに test.ps を流し込むとすばやく綺麗に印刷出来た。

次にデスクトップのほうの CUPS をこれを使うように設定してやる。ポートを "lpd://print_server/lp" (デフォルト、postscript を入れると gs で変換してプリンタに送る) にしてやり、Generic Postscript プリンタを選べば終了。のはずだが印刷出来ない。エラーは "/usr/lib/cups/filter/foomatic-rip failed" とか。

このエラーに関する情報はほとんどない (というか、「そのエラーだけでは判らない」という情報は見た) のだが、ネットまわりが怪しいと直感したので、nmap を使って調べてみるとサーバのポートが開いてない。これは
/etc/lprng/lpd.conf に
lpd_listen_port=515
を書けばいいとすぐ判った。

で、再起動したがやっぱり駄目。"telnet print_server 515" として見るが "no connect permissions" ではねられる。nmap で見ても開いているし、サーバにログインして "telnet localhost 515" は大丈夫なので、daemon が動いてないのではなくどっかにアクセス制御があるらしい。(もちろん /etc/hosts.lpd ではない)

これを探すのは苦労したが
/etc/lprng/lpd.perms の関係部分を
#REJECT NOT SERVER
のようにコメントアウトすれば良いと判明。うん、そのまんまだね。
ただ、開けたくないポートもあったので、最終的には
ACCEPT SERVICE=X REMOTEIP=192.168.0.0/255.255.255.0,127.0.0.0/8
REJECT SERVICE=X
みたいな設定になった。ひとつだけポートを開けりゃいいってことなら
/etc/lprng/lpd.conf に
lpd_listen_port=xxx.xxx.xxx.xxx%515
でも OK。複数書く方法もあるんじゃないかと思うのだが、見付けられず。

ついでなので、Desktop のほうの CUPS にいくつかプリンタを追加した。ひとつは手元で変換して raw printer に送るやつ。ポートとして "lpd://print_server/raw" (まんま。何もしないで受けたものをそのままプリンタに送る) を選び、プリンタドライバに EPSON LP-2200 を選ぶ。もうひとつは、考えてみりゃプリンタサーバのほうは postscript を受ける前提で作ってあるんだよなあ、ということでポートとして "lpd://print_server/lp"、ドライバとして raw プリンタを選んだ。これで手元のアプリで出来た postscript ファイルがそのまんまプリンタサーバに送られるはず。

整理すると
1. local filter : ps => server port : ps を受けて gs を通りプリンタへ
2. local filter : lp2200.ppd で escpage => server port : プリンタ直結
3. local filter : なし (アプリ製 ps) => server port : ps を受けて gs を通りプリンタへ
ができたわけだ。

と、色々苦労して (一番苦労したのはネットワーク) 設定したのだが、全然早くならない。なんで?

2. はすぐ判った。手元で gs を通過するのに分単位で時間がかかり、出来たものがネットを通るのにまた時間がかかっている。他は?
少なくともサーバ側は何をやっているのか判るので、フィルタ中にデータをトラップする設定を書いて調べてみた。すると 1. は ps を送っているのだが、3. は pdf を送っていることが判明した。どうしてこうなった?

1. は ps ではあるのだが、ブラウザなどに直接吐かせた ps に比べると異様にでかい。中を見ると ascii decode してあるようだ。そのせいかどうかは不明だが、それを gs に解釈させると数倍以上の時間がかかる。そこで遅くなっているらしい。もちろんサイズが大きいのでネットワークに時間がかかっている部分もある。
だいたいの感触だが、同じブラウザに同じページを吐かせた時、gs が pdf を解釈するのには ps の 10 倍ぐらいの時間がかかる。ブラウザの吐いた ps と cups が造った ps とでは、1.5 倍以上かかっている。

結局、ブラウザ等に直接吐かせた ps をサーバに転送、lpr に送るれば待ち時間なく出力できるはずのものが、cups を入れることによって余分な変換を何度もかまされ、データもでかくなってしまってストールしていたわけだ。「CUPS で簡単印刷」とかどの口で言っているのだろうか?

しかも腹の立つことに raw プリンタですら pdf を送る仕様になっているために、一番単純な構成を組むことが出来ない。そいつが CUPS のせいかのかアプリのせいなのかというと... よくわからん。Firefox の場合は、pdf ファイルに吐いたのも raw に送るのも同じ内容だが、google-chrome だと異なる。なんなんだ?
(Firefox もいつも同じというわけではないようだ。理解不能。)
"Generic text-only printer" っていけそうかな?と思ったが駄目。"client-error-document-format-not-supported" なんて言うところを見ると、text-only かどうか判断するフィルタがあるのだろう。余計なお世話だっての。

lpadmin あたりでなんとか出来そうな感じだったので、いろいろ試すがやっぱり駄目。単純にしても (lpadmin -p test -E -v lpd://192.168.0.1/ps ぐらい) pdf を吐く。勘弁してくれ。

まあ cups の lpr は入れて設定したので、なんなら手元で ps 作って lpr にかけりゃいいや。リモートに出すための printcap の設定はこんなかんじ。
lp|remote printer:\
        :lp=:\
        :rm=192.168.0.1:\
        :rp=ps:\
        :mx#0:sh:
rm にサーバ名かアドレス、rp にキュー名を書く。

ついでなので 他所で発見した lprng で foomatic-rip (PPD, OpenPrinting から持ってくる) を使う設定を書いとく。CUPS の優位ってこれだけだよな。
psf|post scriput printer with foomatic:\
        :lp=/dev/usb/lp0:\
        :sd=/var/spool/lpd/pdf:\
        :af=/usr/local/lib/Epson-LP-2200-eplaser-jp.ppd:\
        :if=/usr/bin/foomatic-rip:\
        :lf=/var/log/lp-errs:\
        :mx#0:sh:

lpr/lpd の頃も苦労したもんだが、それはデバイスが対応してないから苦労したって話であって、それ以外の部分は単純で一度書けばずっと動いたもんだった。今はデバイスのほうはちゃんと対応しているが、身内の CUPS が裏切りやがる。


2012年3月2日金曜日

ただいまの Firefox addon

Downloadhelper
FireGestures
Flashblock
New Tab Homepage
TranslateMenu
UserAgentSwitcher
Google translater for firefox



2012年2月21日火曜日

つくば市であった松永和紀講演会の感想

松永和紀さんの講演会があるというので行ってきた。場所はエポカルつくばの国際会議場。

 紹介があって 2 時間程度講演。
冒頭に「メディアによる情報災害が起っている」というつかみがあって、放射線の影響、ほどほどにリスク管理をしていこうという話、新基準値の話とこれまで のモニタリング結果 (現状の内部被曝は少ない)、放射線検査の意味 (高線量のものを検査で堰き止めているわけではない。現状把握と対応のためのもの)、商業主義の酷いメディアの報道について、リスクアセスメント... あたりで時間切れ。

以下質疑と感想。
 (Q1) あらゆる情報にはバイアスがかかっていると思う。意見を聴くと、原発推進派かどうか考えるようになった。ICRPの基準も原発が成り立つがどうかで決めたと聞いている。従って ICRP の基準にのっとってやるというのはどうか。
 (A1) それでも ICRP は一番信頼できる団体だ。ECRR といったものもあるが科学的ではないと思う。バイアスはもちろんある。
 (I1) 意見の正確さと、原発に対する賛否は無関係。ICRP の基準は疫学的な影響が見られない部分、つまり ND の部分において、原子力産業が労働者の安全をどう守るかその基準を示したもの。健康影響の無い部分でどう線を引くかという時に、経済的な基準で線を引こ う、となっても何の不思議もない。むしろ100mSvまではなんでも OK、になっていないことに注目すべき。

 (Q2) 米国科学アカデミーの報告によれば、100mSv でガン死が 40/100 から 41/100 になるとあった。また、広島長崎の解析から 10mSv で胎児に影響があるというものがあるがどうか。
 (A2) 米国科学アカデミーの報告も読んだが、数字については記憶していない。日本ではガン死の率はもっと低いと思う。
 (I2)  前半はそんなもんだろう。後半はにわかには信じ難い。広島長崎の調査は事後予測で、多くは 1Sv とか 2Sv とかそんなレベルの話だよね。10mSv なんてどうやって計ったのだろうか。それと、疫学は確率的な議論なので、低線量でも影響があるという結果も当然ある。しかし、それは少数派。また、真に問題なのは、どの程度影響があるか、の部分。

 (Q3) 高線量、広域的な除染は不可能だと思う。明治時代にも例があるが、(社会環境を破壊しない) 集団移住を考えるべきではないか。
 (A3) 思ったよりも土から植物に移行しないことが判ってきた。高い値がでるのも林の中の田圃など一部だけである。その土地で、数十 Bqの放射線なら気にしないという消費者の力を借りて (農業をしながら) 生きていきたいという意見もある。どちらにしても決めるのは居住者であって、外部の人間 (や行政) ではない。

 (Q4) 食品放射線基準について、乳児も同じ 1mSv なのか。どう考慮してあるのか。
 (A4) 成人と乳幼児とでは換算係数が違う。Sv になった時点で考慮済み。
 (I4) そこまで勉強しているなら知っているはずだと思う。

 (Q5) カリウムとセシウムとでは影響が違うと聞いている。(現在の陰膳検査において検出される Cs の量が K40 のブレの範囲だという講演中の説明は) それでも成りたつのか。
 (A5) 説明不足だった。Cs の係数は K40 の 2 倍。でも大意は変わらない。

 (Q6) 魚介類について生物濃縮はないといったが、どのような根拠か。
 (A6) メチル水銀の濃縮係数は 10 万、100 万のオーダーであるが、セシウムの場合は 100 のオーダー。普通、科学的な意味で生物濃縮という時は 1000 のオーダーからなので、その意味では生物濃縮はないという表現になった。

 (Q7) つくばで農業をやっている。農産品を検査してもらったが ND だった。とはいえ、どう消費者に説明していったら良いのかがわからない。
 (A7) (機器がないので追加の) 検査も簡単ではない。どんな努力をして農業をやっているのか、転土や肥料で工夫していることを消費者に発信してはどうか。そういう「顔の見える」農業が理解に繋るのではないか。もちろん私もライターとして努力したい。
 (I7) 参考になる。 海原雄山の言葉に「人の心を感動させる事が出来るのは人の心だけなのだ。」という言葉がある。努力している様を見せて消費者に理解を、というのは、それに通じるものがあると思う。不安は数字や事実だけでは拭えないが、心があれば可能なのだろう。

 http://www.foocom.net/ や松永さんの blog は良く読んでいるので、特に目新しい話はなかったが、全体としては良かった。だた、もっと時間があるともっと良かったと思う。

もうひとつ、今回の講演会の主催は意外なことに水戸 COOP だった。COOP といえば過激な消費者運動、つまり「放射線はゼロでなきゃ駄目」みたいなことを言う団体だという印象だったからだ。しかし考えてみれば、COOP には産地直送産物といった、生産者と一緒に行動している部分もあるわけで、それが今回の「まともな」講演会に繋ったのだと思えば納得できる。


2012年1月19日木曜日

Tern Link Uno

Tern Link Uno 買った。
Dahon 分家の Tern 社製 20 インチ折り畳み自転車。色はグレーピンク (2012はこれのみ)。後ろがコースターブレーキなのが楽しい。
剛性や駆動系には不安がないが、前ブレーキは貧弱。きっと元々は付いてないんだろう。アメリカンなスタイルだ。
ハンドルが高すぎるのが不満。もう10cm低くていい。かといってテレスコピックも好きじゃないし。普通の自転車にサイズ違いがあるように、ハンドル高の違うものが数種類あってくれると嬉しいが。

2011年12月18日日曜日

SD速度比較 for 3DS

3DS 買った。モンハンのためにな!

MH3G のセーブが遅いと感じる時は SD を変えろ、という話だったので手持ちの SD と比較してみた。

/dev/zero を 100MB ばかりシーケンシャルで書き込んでみたところ

3DS 付属品 (Toshiba、2GB)12sec8.3MB/sec
特売で手に入れた KingMax (Class10、8GB)15sec6.7MB/sec
昔買った Transcend (Class6、4GB)20sec5.0MB/sec
最近買った Transcend (Class10、8GB)15sec6.7MB/sec

と、実は付属の奴が一番速かった。読み出しは皆同じぐらい。class10 より速いって何よ?


2011年12月1日木曜日

boot.tidserv or TROJAN:DOS/Alureon.E

職場の人の PC がヘンだというので見にいってみたら、見慣れないチェックソフトが動いていてエラーが続出している。Windows Recovery 系のウイルスっぽい症状。

職場の方針で Norton が入っているのでどのファイルが問題が確認して (というか Norton は何をしてたんだろう?)、手持ちの RIP Linux を CD から起動して削除、再起動かけたらビックリ。ファイルが悉く見えなくなっていた。
そもそも Windows (XP) は起動しているし、Norton も動いているのでファイルが削除されたわけではないようだ。おそらく不可視属性が付いているだけだろう。

そこで cmd で見てみようとしたが、「ファイル名を指定して実行」が見えない (あれって exploror に書いてあるわけじゃなくってファイルなんだ。IE のブックマークみたいな?) 。タスクマネージャーも「禁止」されていて起動しない。でも、たまたま動いていた explorer のアドレスバーに "C:\windows\system32\cmd.exe" と入れると cmd が起動した。
それで見るとシステム属性と不可視属性が付いている。ディレクトリの中のファイルにもついている。その下のディレクトリのファイルにも付いている。どうもどこまでもシステムと不可視が付いているらしい。
このへんは attrib のオプションでなんとでもなる (attrib -S -H /S /D) ので、サブディレクトリまでまとめて解除したが、どうもまだ挙動がおかしい。例えば「my computer」を表示するのにえらく時間がかかる (数分とか)。Norton は何も言わないが (言わなかったと思う)、これはまだ何かいると (ノートンのではなく私の) ゴーストが囁いた。

私が Windows に詳しけりゃもっとなんとかなるのだろうが、そうではないので諦めてリカバリを助言、というか私がリカバリすることにした。(お世話になっている人なので)
HDD  からリカバリ、(Linux なら upgrade 一発で済むのになあとボヤきつつ) 延々と 延々と延々とWin の パッチを当てて 、再度 Norton をインストール、全チェックをかけたら「MBR に boot.tidserv がいる」と言う。MBR なら上書きすれば OK?

と思って WinPE から bootrec /fixmbr (と /fixboot (/rebuildbcd もすべきらしい)) したり、MBM を入れたりしてみたが、やっぱり「MBR に boot.tidserv がいる」と言う。あれー?どっか他のところにウイルスがいて書き戻しているという話?
単なる検出ミスかもしれないと思って Norton から Microsoft Security Essentials に替えたら、とたんにうるさく騒ぎだした。どうも実際にいるらしい。こっちの識別名は TROJAN:DOS/Alureon.E。

ネットで調べたところ、この系列は MBR からパーティション末尾に書き込まれたウイルス本体を起動し、後に Windows を起動するようになっているようで、いわば Windows はウイルスの仮想環境で動いているようなものであり、ウイスルやりたい放題といった恐しいやつらしい。勘弁して欲しいよな。

RIP Linux に戻ってじっくり見ると、基本パーティションが 4 つある。p1 は FAT でユーティリティ (つまり HDD リカバリのためのプログラム)、p2 が WinXP (NTFS) で、 p3 は HDD イメージ (FAT)、p4 は NTFS というがマウント出来ないし正体不明。
この p4 には、最初見たときから気付いていたが、この PC のメーカー (つまり DELL) は、変なことするメーカーだからなあ、とそれほど気にしてなかった、が、どうやらここにウイルス本体がいるらしい。(暗号化仮想ファイルシステムを作って隠れている。マウントポイントはおそらく C:\。通常のシステムはその上に再マウントされているのだと思う)

一応念のため dd でバックアップしてからゼロクリア (dd if=/dev/zero of=/dev/sda4)、さらにパーティションを削除、さらにさらに MBR 修復とやったら、やっと警告が出なくなった。
つまり NTFS に偽装することで (おせっかいな) Windows が自動でマウント、ウイルス本体をロードする仕組みだったようだ。よく考えている。

しかし、リカバリしても退治出来ないウイルスって始めてみたなあ。HDD リカバリじゃなくって CD からリカバリすれば大丈夫だったかな?


2011年11月27日日曜日

3DSのアナログスティック

近所のトイザらスにて始めて Nintendo 3DS のアナログスティックを触ったが、試技台に置いてあって子供に故障する程いじられた個体であるにもかかわらず、感触は極めて良好だった。ガタもない。
Sony 製品とは大違いですな。期待できる。

2011年11月15日火曜日

PSP のアナログスティック問題

モンスターハンターポータブル3 (以下 mhp3) があまりに楽しそうだったので、PSP-3000 を買ってやっていた。この PSP は最初からアナログスティックの剛性が高くなく、移動範囲の周辺部でカクっと斜めに入る感触がある。SONY だからその程度なのかと思っていたが、もう一台家族に買ったほうの個体は十分な剛性があり、水平に動くだけで斜めに入ることもない。

不満に思いながら使用していたが、だんだんと斜めに入る部分が大きくなり、また円運動をさせようとするとゴリゴリするようになってきた。mhp3 で弓を使っていると微妙な狙いが必要になるが、それがやりにくくてしょうがなくなってきたので、SONY のサポートに連絡してみた。

「とりあえず送ってくれ」というので送ったのが 11.10.15頃、受取の連絡が翌日、ところがサポセンから連絡が来たのは 11.10.25 頃だった。10日もかかるとはねえ。
で、SONY によれば「アナログスティックは正常の範囲」ということらしい。さらにいきなり「返送したいのですが」と来た。

まともな企業であれば顧客の側に不満があり、しかし工場で再現しないような時は「どうしましょうか」と次善の策を探すものだが、ソニーにはそれはないらしい。「ソニーのサポートは下」と聞いてはいたが、まさにそのとおりだなあ。

「こちらでは問題が発生しています」「もう一台持っていますが、そちらとはまったく違います」と伝えたが「こちらでは問題ないと考えます」「他のものとも比べましたが個体差の範囲です」と水掛け論。
埒が開かないので「どんな検査をしているのですか?」「どのような基準において正常と判断しているのですか?」と聞いたら「検査官が判断した」「教えられない」と来た。この質問は電話、メールで何度も聞いたが常に回答は「秘密にかかわるの教えられない」だった。

もうひとつ、アナログスティックが本体に傷が入るぐらい接触する状態であっても「それは正常の範囲です」と言われたことは特筆しておかねばならないと思う。これが SONY の公式見解ですよ。

ネットを見ると、やはり PSP のアナログスティックは弱いようで、不満が多く見つかる (まあ不満じゃなければ書かないだろうけど)。しかしながら、良いサポートを受けた、という反応は一件もない。
そういう、問題の出そうな部分について公開出来る基準をまったく持ってないってのはなんなんだろう?ゴリ押しして「正常」「正常」と唱えていれば根負けするとでも思っているのだろうか。(根負けしたが)

最後は諦めたが、今後 SONY 製品は買わないし、家族にも買わせないし、相談されても「止めろ」と言うことは間違いない。(縁を切りたいような相手には、勧めてもいいかな、というレベル)


Apple なんか故障も多いが、そのサポートの神対応も有名で、そういう記事を読んでいると別に Apple が好きでもない私でも買ってみようかと思うが、Sony にはそういう頭はないようだ。「(俺的に) 良い製品は売れる」なんて未だに思っているだろうが、そうでないことはここ数年の赤字が証明していると思う。


2011年10月15日土曜日

つくば市「放射線に関する講演会」の感想とか

今日はつくば市の「放射線に関する講演会」に出てきた。校区毎に分けて 13 回もやるという熱の入れよう、さらにこれとは別に一般向けの講演も予定しているようだ。

中に入るとレジュメをくれた。読んでみるとマトモな内容のようだ。ヘンな講演だったら帰るか暴れるかしようと思っていたので良かった。
 しばらく待って講演開始。講師は京大 渡邊正己、KEK 宇佐美徳子、東大 三谷啓志、福井大 松本英樹ら (4 人もいるとは)。

最初に軽く渡邊先生。日本放射線影響学会で一般向けにメール (gimon@rri.kyoto-u.ac.jp) での回答や FAQ を作っているとの話。正しい情報を伝えて一般との相互信頼を作っていきたい、というのが目的だとか。
また長野での甲状腺検査の結果について、報道後に担当医の先生と直接話したが「どうしてあんな報道になったのか、本意と違う」ということを聞いた、マスゴミの情報は正確に伝わらないことが多い、ということも言っていた。(マスゴミとしては危険を煽ったほうが売れるからね)

次に 1 時間程宇佐美先生。放射線とは何か、から、半減期、Sv の意味、今回の放射線の影響と駆け足で説明。駆け足でも 1 時間かかった。
放射線によるイオン化の概算の話があり、20mSv/yr の場合で細胞一個あたり数日に一個の放射線が通るぐらいの程度だろう、と言っていた。やはり呼吸による活性酸素の影響のほうがずっと多そうだ。
また、今回 KEK でバキュームした結果からすると、一連のイベントで 11.5μSv ぐらい被曝し、そのうちヨウ素は 5μSv ぐらいだろう、とのことだった。呼気量と実効線量との兼ね合いから一番被曝が多かったのは子供だろうが、それでもその倍程度ぐらいだとか。チェルノブイリ で影響を受けた子供は 1Sv 以上被曝しているらしいので、つくばではその 1/5万 ぐらい、ということになる。

最後は三谷先生。放射線の生物影響が専門とか。放射線の発見から過去の悪影響の事例、放射線はどのような影響があるか、動物実験結果 と話があった。放射線の悪影響についてのステロタイプの例として「映画ではヒーローヒロインが放射線を浴びると数ヶ月後には白血病で亡くなるとか、放射線 を浴びた生物が巨大化するとか」と挙げた時にはちょっと噴いた。(回りはシンとしていた。いや、おもしろかったですよ、先生)
生体影響としては、大線量では幹細胞が死滅して死に至るとか、突然変異するほどの影響があれば生殖細胞が死ぬことになるので稀であるとかいった話、低線量 ではガン死リスクの上昇 (1Sv で 1.5 倍) ぐらいの話だった。日本におけるガンの現状についても話していたが、ガンになるのは男女とも 1/2 ぐらいなのに、ガン死は性差があって男 1/4 に対して女 1/6 だとか。理由はなんだろう。
一番興味深かったのは動物実験の結果か。例えば生殖細胞の突然変異が起る確率が自然状態の倍になるのは、急照射なら 370mSv、緩照射なら 1100mSv (リニアに効く)。また環境科学技術研究所の結果で、 8 週のマウス (大人になったばかりぐらい) を使った照射試験では、寿命に影響が出るのは 20mSv/day から (というか、0,05、1、20 で試験しているようなので、1~20 のどこから影響が出るということだろう。元の論文かせめて abstract を見ようと思ったが、Radiation Research Soc. は購読者にしかオンライン閲覧させない主義らしい。今時検索にかからない論文なんて読んでもらえないぞ?) とか。雌の一部において 1mSv/day でも影響があったこともあるので、まあそのへんから影響が出るのだろう。どちらにしても、低線量被曝の場合、思っていたよりもずっと大きい線量まで影響は ないようだし、さらに言えば人間の遺伝子修復機能はマウスよりずっと性能が良い。


松本先生の講演はなく、質疑へ。以下概略。
Q. 放射線影響の個体差はどの程度か?
三谷 : まだ良くわかっていない
Q. 放射線も少量なら身体にいい、というのをマスゴミで見たがどうか?
三谷 : ホルミシスという。あるかどうかはなんとも言えない。
松本 : 適応応答から来た話だろう。急激に 5Sv/秒 ぐらいの放射線を照射するとき、事前に 20mSv/数秒の放射線を浴びせておいた群のほうが生存率が高い。そこから来ているものと思われる。
Q. 半減期が長いほうが怖いと思っていたが反対なのか?
宇佐美 : 単純ではない。同じ Bq であれば同じ放射線が出るが、半減期が短いとそれが急速に小さくなり、長いといつまでも続く。半減期で決まるものでない。
[感想: これの説明は難しいと思う]
Q. 一般人が Sv の意味のようなところまで勉強しなくてはならないのか?
渡邊 : 放射線は一種類ではなくそれぞれに影響も違う。納得するためにはどのような効果があるか知るべきである。私は 60 歳だが、高校で一通り習った。一から勉強するのは大変だが、質問があれば学会に聞いて欲しい。
[感想: そういう時代なので、信じるか、勉強するかしかない]
Q. 何度も講演会があるようだが内容は同じか?
市役所 : 同じ。
[感想: 時々で演者が違うみたいだけど同じなの?]
Q. 大規模な疫学調査をやって欲しい。線量マップを作ったところは 18 歳以下の甲状腺の調査をやるなどしてもいいのではないか?
市役所 : ありがとうございます。
[感想: つくばあたりで影響が出る可能性は数十万分の1以下だろう。その金でもっと救える人がいる時に、「安心」のために医者の時間と公金を投入することがどこまで許されるものなのか?例えば、もっと人も金も福島に送るべきではないのか]
Q. 市民の安心のためには知識だけでなく行政がどのように向かいあうつもりかが大切。つくば市の対応は?
市役所 : 学校で除染をしている。給食の食材の検査をしていく予定で機器を購入した(後にアロカ CAN-OSP-NAI と判明)。学校の線量地図を作成中である。
Q. (長々と質問していたが要約すると) 今回の知見を今後に生かすには?
渡邊 : 事故は基本的に皆想定外であり、人間は想定外を乗り越えて来た。それを生かすには教育をきちんとして国民のレベルを上げることが重要。また過去を忘れない こと。そうやって次の災害に対応できる人材を作りたい。津波にしても死者のなかった学校もあればそうでない学校もあった。偶然もあると思うが未知のものに どう対応できたかの違いもあるだろう。ここに来ている人は教育関係の人が多いと思うが、教師がリードすべきである。指示待ちでなく、自分で考えて行動できる人材を作るつもりでやって欲しい。
[感想: 渡邊氏はアラン・ケイと同じことを言うなあ。教育により、科学リテラシーを持ち、科学的に考えられる大人を増やすことが出来れば、こんな講演会も不要になるし、想定外への対応も変わるだろう]
Q. 今後に生かすには行政の役割も大きいと思うが?[同じ質問者。回答聞いてたか?]
市役所 : 今回の事故を検証しているところだ。今後に生かされるだろう。

全体として、良い講演会だったと思う。

2011年10月7日金曜日

爬虫類の錐体について

本来哺乳類と爬虫類との共通祖先は、4 色覚 (つまり 4 原色が見える) であったが、中生代あたりに哺乳類が夜行性であったころにそのうち 2 つまでも失なってしまい、今は大抵の哺乳類は 2 色覚である。その中でも霊長類の一部などは "赤" を見る錐体が変異して "緑" を見ることが出来るようになったが、これはまあ 2.5 色覚というところだろうか。でも爬虫類や、恐竜から進化した鳥類は地上で覇権を誇っていたので先祖のまま 4 色覚を持っている。このへんまでは誰でも知っている話。
じゃあ爬虫類の 4 色覚ってのはどのへんの色が見えるんだろう。緑と赤が補色になっているように青と黄色で 4 色覚?

調べてみると赤、緑、青、紫外が見えているらしい (-> http://www.jinrui.ib.k.u-tokyo.ac.jp/kawamura/studyBackground.html)。じゃあ哺乳類は、というと赤、紫外である。見えないから紫 "外" 線なんじゃないの?って気がするが、視物質ベースの話なので齟齬があるのかもしれない。
波長的にはどのへんなんだ?というと 脊椎動物のオプシン にあった。波長の長いほうから 赤 LWS (550-500nm)、緑 RH2 (500-460nm)、青 SWS2 (460-420nm)、紫外 SWS1 (425-350nm) ってところである。人間には LWS と SWS1 しかないので、両端にしか感度がない。対して爬虫類鳥類は滑らかに繋がっている。
ちなみになんで 2 つなのに 3 原色なのかというと、SWS1 が 564nm と 534nm の 2 つに分化しており、これを便宜的に赤と緑として使っているからだ。桿体 (RH1) の感度は 500-470nm あたりにあり、本来の緑 RH2 (500-460nm) と同じ領域だ (人間の緑はもっと赤っぽい)。これは太陽光のエネルギーが最大になるところとも一致する。


 私は赤緑色盲なので赤か緑が見えにくいわけだが、見えにくいのは赤なのか緑なのか。この違いはそれぞれ第1色盲、第2色盲と区別されている... が、ほどんと判別は付かないようだ。前リンクの次ページに、電光掲示板の赤と緑の文字は、第2色盲の人にはほとんど同じ色に見えるが、第1色盲の人にはほぼ同系色で赤だけが暗く沈んで見える。とあることから判断すると... 第2かね?

 両者を識別するにはアノマロスコープというものを使う。赤緑の光を混合させて、基準となる黄色と同じ見え方になった時、第1なら感度の低い赤の錐体を補うために赤を強く、第2なら同じく緑を強く調整しているはず、という原理だ。なるほど。
この程度なら PC で作れるんじゃね?と思って gimp を起動して... 無理だよなあ。モニターで黄色を出す時はどうやる?LED には RGB のダイオードしかないので、Red と Green とを混合させて合成するしかない。CRT だって RGB の蛍光物質しかないわけで、やはり同じ。そうやって作った黄色、例えば Red 200 + Green 200、と同じになるように調整すると... 当然 Red200+Green200 になるよな。だってどっちも同じやりかたで作った色なんだから。色覚なんか関係ない。
アノマロスコープでは光源にナトリウム光 589nm (黄)、リチウム光 670nm (赤)、水銀光 535nm (緑) を使っているそうだ。それなら意味のある結果がでるよな、きっと。

2011年10月4日火曜日

terminal not found

ターミナルが必要な三題。

"gpg: cannot open `/dev/tty': No such device or address" と言われた時は、"ssh -t" (Force pseudo-tty allocation.) で解決。
パスフレーズとかはファイルで渡してるんだけど、それでも tty が必要な不思議。

ssh で "Cannot fork into background without a command to execute." と言われたら、"ssh -N" で解決。

screen で "Must be connected to a terminal." と言われたら、"screen -d -m" で解決。

2011年9月1日木曜日

Lavie Light and Meego

Lavie Light に MeeGo を入れてみた。

まず、1.2 (900MB) をダウンロードしてくる。ところが開始したら 「終了まで 9 時間」と言われた。ええー。
Meego のサーバの調子が悪いわけではなく内部の問題だったようで、外にあるサーバを使うと 30 分で終了。そこから ssh で持ってきても 1 時間もかからなかった。http だけがおかしいのだろうか?

ダウンロードしたファイルを USB メモリに入れるのは dd で OK。BIOS から USB レガシーデバイスを有効にして USB HDD から起動できるようにすると立ち上がる。MeeGo は一部のネットブック用に作ってあるのだと思っていたが、特に動いていないと思ったデバイスはなかった。ネットブックなんて似たようなもんだもんな。

楽しげだったので HDD に入れてみることにする。USB から起動する時に install の項目を選べば、今時の Linux らしく後の選択肢は殆どない。
デフォルトの fs は brtfs。珍しい。ところが brtfs で 1 パーティションだとブートできないと言われる。ブートローダ (syslinux) が対応していないのだろう。パーティションを切り直して、/ を brtfs、/boot を ext3 に設定すると OK。(ext4 は選択肢にない)

入れたらいきなり MeeGo が起動するようになった。勝手に MBR を書き換えるのは感心しない。"extlinux -i /boot" で /boot パーティションの先頭にブートローダを移動した後、MBR には MBM を入れておく。

ソフトウェア管理は zypper。opensuse の経験があるのでなんてことはない。ところがいくつか常用しているソフトを入れようとするが、みあたらない。どっかのレポジトリを追加できるのかな?


2011年8月25日木曜日

NEC Lavie Light 購入


NEC Lavie Light を購入。BL350EW6 の白。
主要スペックは Atom 2コア 1.66GHz、Windows 7 Starter (ええー)。メモリ  1GB。
値段の割には重量 (1.06kg) と解像度 (1366x768dot) が良かったのでつい購入。

まず、設定やらリカバリディスクの作成やらアンインストールやら Windows Update やらデフラグやら、ひと通り Windows の面倒を見る。そっちはそれで終了。基本使うのは Linux。

で、CD から起動しようとするが失敗。BIOS (F2 キー) から USB レガシーデバイスを有効にすると起動した。

arch linux を起動してパーティションを確認すると、

sda1  2GB winRE 2G
sda2  160GB C:
sda3  70GB D:
sda4  8GB WinRE (NEC Restore)

ぐらいの感じ。C:、D: はそのまんまとして、sda1 が再セットアップその他のツール、sda4 がディスクイメージだろう。
リカバリディスクは作ってしまったので、sda3 と sda4 をさっくり削除、sda2 は ntfsresize で 50GB (使用率 30% 前後) まで縮めた。sda1 は消しても使いようがない。

Arch は特に問題なく入った。主なデバイスとドライバ (カッコ内) は、
有線 LAN - Realtek RTL8101E/RTL8102E (r8169)
無線 LAN - Atheros AR9285 (ath9k)
ビデオとサウンド - intel
HDD - WD2500BEVT-2

特に苦労するところはない。

ハード面はと見ると、液晶は残念ながら光沢だが、予想外に綺麗で高精細、視野角はまあまあ、音はスピーカが下にあるせいか今一 (折角ステレオなのに)。
ボディも綺麗だが、キーボードはひっかかるかんじがして少々入力しづらく、パームもテカテカであまり上質なかんじではない。
小さくて軽いのはいいし、天板も 150kg までの荷重に耐えるそうなので、出張等に気軽に持っていくには良いだろう。


2011年7月13日水曜日

Make_PE3

Make_PE3 使ってみた。簡単に言えば IE (Internet Explorer) と旧メディアプレイヤーの入った WindowsPE を作成するプログラムだ。通常の PE ではおそらく不可だが、一部のファイルを母艦 (Make_PE3 を動かしている OS) からコピーしてきているようだ。

AIK はいれなくても、boot 関係のファイルとユーティリティの一部があれば iso イメージを作れるらしいが、私の環境では成功しなかった (7pe を作ろうとして失敗していたのかも)。対象が無印 Win7 と PE3.0 のようなので、バージョンの齟齬があるのかもしれない。とりあえずおとなしく AIK for Win7 を入れる。さらに、もし気になるようなら、AIK for Win7sp1 用補足プログラム の中身で "\Program Files\Windows AIK\Tools\PETools" の内容を入れ替える。
sp1 は入れなくても .iso は作成できる。なにしろ両方で 3GB 近いので、気になる人だけでいいかなあ。

Make_PE3  は上記 link 先の Download から持ってくる。なんと Mediafile だ! ファイルは自己展開型の 7zip。展開後はディレクトリ (Make_PE3) ごとルートディレクトリに移動する必要がある。

ルートに置いたら Make_PE3 を起動する。ファイルは \Make_PE3\Make_PE3.exe。Make_PE3.cmd のほうでもいいが、できることは一緒。

設定は基本的にデフォルトのままで OK だが、"System Locale" は "English US" 等に変更する必要がある。"Japanese" のままでも .iso を作ることは可能ではあるが、起動途中、autorun1langbar.cmd の DOS 窓が出たあたりで止まる。
(一応紹介ページには「英語環境でしか試してないが、そのへんは PE のままなので他の言語でも OK のはず」って書いてはある。)
locale を english にしても、日本語フォントも入る (メイリオ、MS (P) ゴシックあたり) し、システムも英語日本語混りで表示されるので、日本語入力はできないものの、受動的な用途には問題ないだろう。

AIK を使って作るので "Setting" は中段の "Get Win 7 files - and use AIK to Mkae pe3 .iso" を選ぶ。"Version" は Exp (Explorer version? pe3_x86_E.iso : 280MB) でも Media (Media Player version? pe3_x86_M.iso : 330MB) でも好きなほうを。違いは旧メディアプレイヤーが入っているかどうか。

後は GO ボタンを押せば終了。10分強で .iso ができあがる。(デフォルトのままなら \winpe_x86 に上記の名前のイメージが出来る)

できた .iso ファイルは CD に焼いてもいいし、仮想環境で動かしてもいいし、grub4dos を使って起動してやってもいい。そのへんも Make_PE3 で面倒を見てくれるようだが、私は VirtualBox で動かすつもりだったので放置。
VirtualBox の起動イメージとして指定してやると上手く動いた。ただ、ネットワークデバイスは e1000MT あたりを選んでやる必要がある。

IE は最初から入っているしちゃんと動く。デフォルトのまま "Adobe F" のチェックを外していなければ flashplayer も付いてくる。google-map は調子悪かったが youtube を見るのには成功した。

ただ、時々レンダリングに恐しく時間のかかるページがあり、フリーズしたのかと思ってしまうことがあった (まあフリーズしているんだが)。待っていれば回復する (多分)。

とりあえずフリーズさえ我慢できれば IE による見えかたチェックぐらいには使えそうだ。でも VNC のほうが楽かなあ?

仮想環境で動かしてもしょうがないものの、vlc portable を入れる方法が書いてあり、試してはみたのだが成功しなかった。残念。
(起動後に落としてきてインストールする事は可能)



2011年6月8日水曜日

Geode LX の周波数変更

今さらだが、fit-pc slim は Geode LX 800 (500MHz) を搭載したミニサーバである。欠点も多いが、小さい、省電力、ファンレスといったメリットもあり、愛好者も多い (かもしれない)。

この手のサーバに入れる OS となれば、やはり pc-unix だろうが、残念ながら linux kernel の geode lx 対応は半端で、周波数変更も出来ないようだ。折角の省電力が泣くよな。
もっとも、まったく不可能というわけでもなく、OLPC では上手くやっているらしい。

Windows 系では、Geode LXの倍率変更 にあるように有志の手でフリーソフトに統合されているぐらいである。また、同掲示板にはどこをいぢればいいかまで書いてあることだし、Linux でもいけるんじゃないの?と考えた。

CPU の周波数をいぢるには、MSR (Model Specific Register) をいぢる必要がある。Linux の場合だと、 msr-tools/ を使う。また、カーネルモジュールの msr、cpuid あたりをロードしておく必要がある。

速度設定が入っているアドレスは 0x4c000014 だ。msr-tools のうち rdmsr を使って
rdmsr 0x4c000014
とやると 0x49c07de0000 みたいな出力が戻ってくる。最初の3桁が FSB と CPU の周波数依存の部分で、残りは固定だ。

FSB/CPU 速度と MSR との関係は以下の通り。縦が FSB、横が CPU だ。
mem\cpu200 233 266 300 333 366 400 433 466 500 533
200 28a 28c 28e 290 292 294 296 298 29a 29c 29e
233 30a 30c 30e 310 312 314 316 318 31a 31c 31e
266 38a 38c 38e 390 392 394 396 398 39a 39c 39e
300 40a 40c 40e 410 412 414 416 418 41a 41c 41e
333 48a 48c 48e 490 492 494 496 498 49a 49c 49e
366 50a 50c 50e 510 512 514 516 518 51a 51c 51e
400 58a 58c 58e 590 592 594 596 598 59a 59c 59e
0x49c ならば CPU 500MHz、FSB 333MHz である。デフォルトはこの数値のはずだ。

Geode LX の CPU 周波数を変更したいのであれば、任意の数字を同じアドレスに書き込めばいい。例えば、CPU を 333 Mhz に変更したければ
wrmsr 0x4c000014 0x$49207de0000
とする。

但し、いくつが注意点がある。
  • FSB を変更すると、高確率でリセットする。自由度を持たせたいのであれば、予め低い FSB を選んでおくのが良い。ベンチマーク結果によれば、その場合でもFSBの低下による速度の低下は僅少。
  • CPU の速度を変えても、カーネルは認識しない。そのためシステムクロックに tsc を使っていると、時間がおかしくなる。クロックソースは acpi_pm 等に変更すること。
    (echo acpi_pm > /sys/devices/system/clocksource/clocksource0/current_clocksource)
  • 周波数変更用のスクリプト : cpufreq_glx
  • 参考 : 33234d_lx_ds.pdf : Geode LX Databook