2011年7月13日水曜日

Make_PE3

Make_PE3 使ってみた。簡単に言えば IE (Internet Explorer) と旧メディアプレイヤーの入った WindowsPE を作成するプログラムだ。通常の PE ではおそらく不可だが、一部のファイルを母艦 (Make_PE3 を動かしている OS) からコピーしてきているようだ。

AIK はいれなくても、boot 関係のファイルとユーティリティの一部があれば iso イメージを作れるらしいが、私の環境では成功しなかった (7pe を作ろうとして失敗していたのかも)。対象が無印 Win7 と PE3.0 のようなので、バージョンの齟齬があるのかもしれない。とりあえずおとなしく AIK for Win7 を入れる。さらに、もし気になるようなら、AIK for Win7sp1 用補足プログラム の中身で "\Program Files\Windows AIK\Tools\PETools" の内容を入れ替える。
sp1 は入れなくても .iso は作成できる。なにしろ両方で 3GB 近いので、気になる人だけでいいかなあ。

Make_PE3  は上記 link 先の Download から持ってくる。なんと Mediafile だ! ファイルは自己展開型の 7zip。展開後はディレクトリ (Make_PE3) ごとルートディレクトリに移動する必要がある。

ルートに置いたら Make_PE3 を起動する。ファイルは \Make_PE3\Make_PE3.exe。Make_PE3.cmd のほうでもいいが、できることは一緒。

設定は基本的にデフォルトのままで OK だが、"System Locale" は "English US" 等に変更する必要がある。"Japanese" のままでも .iso を作ることは可能ではあるが、起動途中、autorun1langbar.cmd の DOS 窓が出たあたりで止まる。
(一応紹介ページには「英語環境でしか試してないが、そのへんは PE のままなので他の言語でも OK のはず」って書いてはある。)
locale を english にしても、日本語フォントも入る (メイリオ、MS (P) ゴシックあたり) し、システムも英語日本語混りで表示されるので、日本語入力はできないものの、受動的な用途には問題ないだろう。

AIK を使って作るので "Setting" は中段の "Get Win 7 files - and use AIK to Mkae pe3 .iso" を選ぶ。"Version" は Exp (Explorer version? pe3_x86_E.iso : 280MB) でも Media (Media Player version? pe3_x86_M.iso : 330MB) でも好きなほうを。違いは旧メディアプレイヤーが入っているかどうか。

後は GO ボタンを押せば終了。10分強で .iso ができあがる。(デフォルトのままなら \winpe_x86 に上記の名前のイメージが出来る)

できた .iso ファイルは CD に焼いてもいいし、仮想環境で動かしてもいいし、grub4dos を使って起動してやってもいい。そのへんも Make_PE3 で面倒を見てくれるようだが、私は VirtualBox で動かすつもりだったので放置。
VirtualBox の起動イメージとして指定してやると上手く動いた。ただ、ネットワークデバイスは e1000MT あたりを選んでやる必要がある。

IE は最初から入っているしちゃんと動く。デフォルトのまま "Adobe F" のチェックを外していなければ flashplayer も付いてくる。google-map は調子悪かったが youtube を見るのには成功した。

ただ、時々レンダリングに恐しく時間のかかるページがあり、フリーズしたのかと思ってしまうことがあった (まあフリーズしているんだが)。待っていれば回復する (多分)。

とりあえずフリーズさえ我慢できれば IE による見えかたチェックぐらいには使えそうだ。でも VNC のほうが楽かなあ?

仮想環境で動かしてもしょうがないものの、vlc portable を入れる方法が書いてあり、試してはみたのだが成功しなかった。残念。
(起動後に落としてきてインストールする事は可能)