2012年4月22日日曜日

研究所一般公開 (2)


今日も一般公開へ。

産総研に行ってみたが、春はこじんまりらしい。紫外線ストラップを狙っていったのだが、整理券を配布する 1 時間前でも既に人が多すぎで断わられている状態。挙句に早めに整理券を配布し始めるのでは、なんの為に時間が書いてあるのやら。毎回馬鹿馬鹿しいと思うのだが、ハンコみたいに抽選にする気はないのかね?

地質標本館は「オマーンの地質」みたいなのをやっていて、ちょっと期待していたのだが、昼だけ休みになっていた。きっと偉い人が見に来るんだろう。そういう時は警備の関係上休みになったりする。


産総研が良くなかったので物材研にも行ってみたが、こっちもこじんまり。ベーゴマもらった。

それからちょうどタイミング良く、鉄の鋳造を見ることが出来た。電気炉で溶かした鉄を砂型に入れて... という奴。鉄の融点は 1535度だが、炭素を大量 (3%とか) に入れることで、融点が 1150 度ぐらいまで下がるとか。そんなに下がるもんですか。実演では 1500 度ぐらいまで上げて使っていたが、鉄がトロトロではっきち表面張力が見られる状態。不思議な気分だった。

実演では鉄、炭素の他に金属シリコンも入れていた。これは不純物を付けてカラミを作るんだろうなあ、と想像したが、そもそも使っているのが電解鉄なのでそんなに不純物はないだろう?余分な炭素を取るのかな?でも炭素とシリコンでは付かないよなあ。
[シリコンを加えることにより、黒鉛の分布が均一となって靭性が増すらしい。シリコンが足りないとチル組織が出来て、硬度は増すが靭性は減る。鋳鉄ってのはまた違った物性があるんだなあ。]


そこもすぐに終わったので、高エネ機構へ。これまたこじんまりで、常設展と B ファクトリーを見たぐらい。

帰りに大穂のミラに寄ってカレー食べて戻った。大穂のミラって他店より初期の頃の味を残している感じで旨いかも、とはつれの言。


2012年4月21日土曜日

研究所一般公開


昨日今日明日ぐらいはここいら一帯一般公開の日。

まず午前中に自動車研究所。つれから「移動した」という情報をもらったのであちこち探したが、結局一歩も動いていなかった。まあ大きさは小さくなったかもしれんが。
電気自動車とか実験用のダミーとかシャーシダイナモとか衝突体験とかシミュレータとか見る。特にシミュレータはトロイダルな壁面にハイビジョンプロジェクタが 12 台付いていて... といったなかなか豪勢なもの。それでも自動車がカーブするのを再現しようとすると表示が追いつかないので、映像ではなく車のほうを廻すといった凝りよう。すごいもんだ。

衝突体験は 5km/h でぶつかる、というものだが、なかなかガツンと来る。
小型トラックの自動運転もやっていたようだが、タイミングが合わず見られなかった。
展示以外では自転車と自動販売機が多いのが印象に残った。自販機が特に安くなかったのもちょっと驚き。それからお茶のサークル (?) でもあるのか茶会をやっていたのでおいしくいただいた。


午後は農水方面。まずは動物衛生研究所。獣医体験が出来ると聞いて、娘が一番楽しみにしていたところだが、都合のため中止。普通の展示になっていた。(それでも楽しげではあった)

いろいろ聞いたが、特に BSE の話がおもしろかった。感染組織を数グラム食べさせただけでも感染するとか、一度で感染しなくても続けて食べさせていると感染するとか。となると閾値があるわけではなく、確率的に感染するのだろうか?
英国での感染者はもっと大量に食べていたことから「人間は牛よりも耐性があるんですかね?」と聞いてみたところ、「一度の渡英歴しかないのに感染した日本人の話もあるので、そうとも言えない」と言われた。なるほど。これもまた確率的影響であるとの証左になるかなあ。

また、プリオンの存在箇所は神経組織のみかと思っていたのだが、腸の一部 (回腸末端部) にも溜ると知った。へえええ。それから牛の胃がいかに大きいかも知った。
ひと通り見たあとはリサーチギャラリー。新品種のサツマイモで焼き芋の試食をやっていたのでありがたくいただく。中に入ってからは米の麺 (タイのフォーとかライスペーパー風) をいただき、虫や線虫を見てからまた焼き芋をいただいた。


食べた後は農業生物資源研究所。DNA を抽出したり、DNA ストラップを作ったり、無菌操作でトマト苗を植え付けたり、分子模型を作ったり... というあたりで時間切れ。サイエンスカフェがあったのでそっちにも寄りたかったが時間がなかった。ここではスタンプラリーの景品にカイコのマユを配っていたのだが、これをどうしろというのだろう?

今回はいつもと違ったところに行ったせいか、なかなか楽しかった。


2012年4月9日月曜日

gpg2


gpg でパスフレーズをファイルに入れておいて暗号/復号しているが、arch linux で突然使えなくなった。

と思ったら gpg2 では "gpg --batch --no-use-agent --passphrase-file password.txt" とする必要があるようだ。パスフレーズの入ったファイルのパーミションも 600 あたりでないと駄目な模様。