2012年12月21日金曜日

メトラー MS 天秤で連続自動計測できないという相談を受けたので試す。

  1. サイト から USB ドライバをとってきて入れる
  2. USB ケーブルで繋ぐ。自動で認識されて COM ポートとして見えるようになる (はず)
  3. TeraTerm とかをインストール。起動して COM ポートに接続。COM ポートの設定はデフォルトでいける (はず。9600bps、パリティなし、ストップ1bit、RTS/CTS or なんもなし、ぐらい)。 あとはローカルエコーを入れて送信のデリミタを CR+LF にする。
  4. (通信コマンドは MT-SICS)
  5. 例えば DAT と入れて日付が戻るようなら成功
  6. 連続自動計測するなら、TeraTerm でログを取るように設定
  7. 繰り返しコマンドに "TIM\nSI\n" ぐらいを入力、インターバル時間を設定して実行
  8. (インターバル時間はコマンド実行後に秒数を数えているようなので、精密な計測には向かない)
  9. 好きなだけ取ったら終了。ログを解析、みたいな。
私ならこれでやってもいいし、マクロ書いてもいいし、ログの整形も perl で一発だが、2.5 万円も出せばメトラー純正のプログラムもあるので、普通はそっちを使うのがいいかも。

2012年12月3日月曜日

国会図書館

今日は初めて国会図書館に行った。

国会図書館は驚きの電子化をされた図書館だった。私は初めての利用だったのでまず新館に行って登録。身分証が必要なのとパスワードを登録しなくてはならないので予め考えておくとよい。登録して利用カードができるまで 10 分強。待つところには待ち時間が書いてあるのがいい。

待つあいだにトイレに... と思ったが場内にしかないそうで、一時的なバッジをもらって中に入った。

カードが出来たら、持って入場はできないとの規定があるカバンの類をロッカーに入れて (100 円必須。戻ってくる) カードで入場。広くて人が多くて驚く。


本館のほうに移動して端末に座る。本を出してもらうには端末を使うしかない。苦手な人でもお姉さんが助けてくれるので心配ない。カードリーダにカードを差してパスワードを入れてログイン、本を検索して見付けたら貸し出しのボタンを押す。

押したらしばらく待つ。10-30 分ぐらいで出てくると書いてあるので、その間に 6F に行って食堂で食事。国会丼 500 円というのがあって興味があったが、普通の親子丼 450 円を頼んだ。美味。
戻って確認専用の端末にカードを差すと、10分ぐらいで用意できていたらしい。カウンターに移動してカードを渡し、本を受けとる。ここもお姉さんだった。(というか今回遭遇したのはお姉さんばかりだった。表にいる職員のお姉さん率は、かなり高い)


予め調べてあったので目的のページを開いて確認したら、すぐにコピーの手配をする。やはり端末に座ってカードを差してログイン、メニューから複写希望のボタンを押すと、今借りている本のリストが表示されるので、それらのコピーを希望する旨のボタンを押す。押したらカードを取って端末の近所にあるプリンターに行き、そこのリーダにカードを差すと、複写希望申請書が自動で印刷される。申請書に目的のページを書き込んだら今度は奥にある複写のためのカウンターへ。


カウンターでカードと本と申請書を渡すと、「こんなかんじでコピーすれば良いですか?」と確認してくれて、その時に複写枚数も決定する。で、また 10-30分待ち。今度の待ちでは売店に行ってアイス食べた。

アイスを食べて戻って専用端末で確認すると、コピーが終了した旨表示されている。今度も 10 分ぐらいか? (完了の時間が表示されているので判るのだ)


受け取り窓口にいってカードを渡すと本とコピーを渡してくれる。この時点で清算。A4 一枚あたり 25 円。

後は本をカウンターに戻してカードを渡すと、汚れ等ないか確認した後に終了となる。なんやかんやで 1 時間ぐらいかかった。


2012年12月2日日曜日

証明写真

最近の証明写真撮影機には美肌機能が付いている。


2012年11月22日木曜日

ダチョウはワシントン条約で保護されています

南アから帰国。

お土産に、と買って帰ったダチョウ卵の飾り物が成田の税関でひっかかって権利放棄させられた。

ダチョウがワシントン条約の対象生物だったとはなあ。ダチョウなんてハーレム作って暮らしていて、それぞれが十数個もタマゴを産むわりには本妻のタマゴ以外は見捨てられるのだから、タマゴなんていくらでも余るのに...



2012年11月11日日曜日

飛行機の情報端末

キャセイパシフィックに乗って香港経由で南アへ。

香港-南アは今となっては懐しい B747。

降りる時に電源が切れて、個人用の情報端末 (っていうのか?席の前についている LCD) にリセットがかかった。
起動する様子を見ていると TUX ペンギンが一羽出てた。Linux 端末らしい。



2012年11月9日金曜日

Nexus7 で Bt キーボード

Nexus7 で Bt キーボード。

ポケモンキーボードを買ったので接続。

Fn + 電源 ON でペアリング。Nexus7 のほうは設定から Bt と来て、キーボードっぽいものが見えたらタッチ、番号を言ってくるのでそれをキーボードに入力すると終了。

ポケモンキーボードのタッチはまあまあ。Shift + 矢印で選択できるようになるのはとてもいい。
キーボードを繋ぐと Nexus7 のほうがキーボードモードになってしまって、ソフトキーボードが出てこなくなったり、サスペンドから復帰する時に Bt キーボードでのパスコード入力を求めてきたりするのは面倒。

ポケモンキーボードはいわゆる 106 キーボードなので、キー配置を変更するほうが使いやすい。キーボドマップは "KCM for 日本語106/109キーボード" を入れた。Ctrl と Caps を交換したマップを使用中。

Esc と 全/半 とを入れかえたマップもあって、そっちを使うか悩むが、vim 使うわけじゃないからいいかなあ。

2012年11月5日月曜日

Android 版の google drive

Android 版の google drive アプリは、そのままではファイルを Download することができないようだ。面倒な。

オフラインで利用するという機能はあるので、それを使えばローカルにファイルが保存されるが、デフォルトの設定では暗号化されていて使えない。

まず設定か ら「暗号化を有効にする」のチェックを外し、後にオフライン設定をしてダウンロード。
ダウンロードされたファイルは

SDCARD/Android/data/com.google.android.apps.docs/file/pinned_docs_files_do_not_edit/

以下に入るのでファイラーを使ってコピペ、といった面倒な作業が必要になる。まあできないよりいいけど。

Wikipedia

Wikipedia に寄付したら「ありがとう。それからこのメールは税控除用の証明に使えるぜ」って (英語の) メールが来た。日本でも使えるのかなあ?


rmaps

Nexsus7 に rmaps を入れてオフライン地図を作成。

Mobile Atlas Creator1.8 を使った。やりかたは rmaps のサイトにの 英語自動翻訳 の記事を参照。
最新の Mobile Atlas Creator は、選べる地図が少なくなっているので 1.8 がおすすめ。

上の記事では、出力データのフォーマットとして "BigPlanet SQlite" を選ぶようになっているのだが、他の選択肢としてそのものずばりの "Rmaps SQlite" も選ぶことができて、ちょっと悩む。
プログラムと同梱の README.html に (ちょっと) 詳しい解説があるが、なんだが内容が混ざっているような?実はどっちも同じもののようだ。

PC で見ると十分な解像度だと思ったものが Nexus7 では小さすぎると感じたりしてなかなか難しい。(個人の印象です)


2012年11月4日日曜日

Nexus7 の GPS

Nexus 7 の GPS、衛星掴まえるのが速くて精度も高い。いいなあ。


2012年11月2日金曜日

kmlを見る

google map で kml を見るには、見たいファイルをインターネットから見えるところに置いて、google map の検索窓にその URL を入れるだけで OK。

楽々。

kml って構造も単純だし使いやすいなあ。

手元の kml を変更して、でもその変更が google map のほうでは反映されないことがある。google にキャッシュがあるんだろう。そういう時は

http://server_name/path/filename.kml?00000

みたいにクエリー入れてアクセスするのが楽。ファイルを変更したら番号を変える。


2012年11月1日木曜日

Nexsus7

Nexus 7 買った。

海外出張の時に空港で楽に使えるデバイスが欲しかったので、出張先の南アフリカから購入。

南アから google play に繋ぐと「お客様の地域からは購入できません」と言われた。日本に届けてくれれば OK なんだけど?と思ったが、そんな融通が効く相手ではない。
日本のサーバに ssh でトンネリングして誤魔化した。

 ついでに言うと、南アから  google play にアプリを見にいくと、値段がランドで表示される。ロケールが日本語なんだから、円でよくってよ?

Garmin の精度

初めて Garmin 使ったけど、 GPS の精度って高すぎない?数 m の精度がある印象。民生用に開放されている米 GPS の精度って 10m ぐらいじゃないっけ?
平原で使っているので、カーナビみたいに道路で補正ってわけにもいかんし、どうなってるんだ?

調べてみると、GPS 衛星以外に静止衛星他の情報を使って補正する WAAS ってのがあるんだな。今使っている Garmin Oregon 550 はそれに対応しているので高精度と。この手法を使えば誤差 3m ぐらいまでいけるらしい。実感にも合う。


2012年10月3日水曜日

温度の上限

絶対零度の逆、温度の上限とは?

黒体放射の波長がプランク長になる温度、141*10^30K が上限としている。アイザック アシモフも上限を考えていたが、あれは何度だったっけ?

いろもの物理学者さんのページに書いてあった。-> 温度とは何ぞや?

宇宙の全エネルギーを1粒子に集めた時が最高温度である。

というのがその答え。
でも、いろもの物理学者さんによれば「1 粒子の温度」なんてのは温度の定義からいってヘンだろう、と。最高温度は

(プランク質量)×(光速度の自乗)÷(ボルツマン定数)

になるだろう、ということでちょっと計算してみると

2.17651*10^-8 * 299792458^2 / 1.3806503*10^-23 = 141683207838543254699354354973000 (K)

すなわち 141.6*10^30K となった。上の答えに等しい。

もしかして同じことを言いかえているのかなあ。そこまではついていけないが。


2012年9月16日日曜日

mhp3セーブデータ

mhp3 のセーブデータについて。

入っているディレクトリは /psp/savedata/ULJM05800/。入っているファイルは

ICON0.PNG
MHP3RD.BIN
PARAM.SFO
PIC1.PNG

の 4 つ。2 つの PNG はそういうファイルだとして、.BIN がデータファイル、PARAM.SFO がパラメータファイルのようだ。

どうも .BIN ファイルは暗号化されているようで、中身はランダムっぽいし書き換える度に内容ががらっと変わる。となると PARAM.SFO に鍵が入っているのだろう。両方セットで書き換えないといけないようだ。(ディレクトリごと書き換えるのが吉)。


ネットで良く見るのが「ロードしてゲームしていたんだけど、セーブしようとしたら上手くいかない」という奴。新しいメモリを持ってきてセーブしようとしても、データをロードしたメモリにしかセーブできないと言われる。理由は不明。理解不能。
4 つのファイルのうち、どれかのあるなしで症状が変るのかと試してみたが、どのファイルがおかしくなっても「セーブファイルが壊れています」と言われて、削除すれば新しいデータとして保存できる。

でも、/psp/savedata/ULJM05800 ディレクトリがないと、それができない。

おかしくなった、セーブもできない、って時は、4 ファイルを (バックアップして) 削除するのが吉だろう。

まあ、今更の話ではあるが。


メモリースティック ProDuo アダプタ

PCデポでメモリースティック ProDuo アダプタを購入。microSD を入れて使うやつ。

2GB の microSD を入れて PSP-3000 に差しこみ、セーブしてみようとするが、「フォーマットされていません」みたいな表示が出て使えない。

 本体 ROM からフォーマットしてみるが、ちゃんとフォーマットしているようなアクセスランプの点滅をするものの、最終的には「フォーマットに失敗しました」みたいなことを言われる。ちょうどこんなかんじ -> MS Pro Duo変換アダプタ(CR-5400)にmicroSD 16GB×2を挿して使ってみる

使ってたメモステのファイルをチェックすると、root に memstick.ind と mstk_pro.ind のファイル (日付は 1980/01/01、時刻は見てないがおそらく 00:00.00 だろう) と psp のディレクトリがあるが、使えてないほうはファイルはあるもののディレクトリはない。そこで

/psp
/psp/savedata
/psp/system

のディレクトリを作ってやると無事に使えるようになった。



で、mhp3 のメディアインストールデータを今迄のメモステから microSD のほうに (PC で) コピーしてやると問題なく読めている様子 (ランブの点滅やロードの様子から見て)。
でも、オプションからメディアインストールの設定をいぢろうとしたが最後、OFF にされて ON にできなくなる。
何の意味があるのか不明だが、メモステ毎に固有情報がはいっていて識別しているのだろう。

つくづく Sony はこういうセコい真似が大好きなんだな、と思う。


2012年9月8日土曜日

DVD

図書館で DVD を借りてきたので、PC で見ようと思ったが見られない。Win 純正のメディアプレイヤーはコデックがないと言うし、vlc でも駄目。

ubuntu に変えてやってみるがやっぱり駄目。

vlc 等々は decss が入ってるんじゃないの?と思ったが、最近のバージョンにはないらしい。日本でDVD の私的コピーに刑罰が入るようになった関係でサーバから削除されたようだ。

medibuntu.org を使うとか古いバージョンの vlc を使うとかすれば見ることは可能だが、好きなデバイスでDVD見ることもできないとか、クソみたいだ。どんだけ業界に献金してもらってるんだ?


2012年9月3日月曜日

タイ暦

タイの web を覗いていると、2543 年とか出てきて「どんだけ未来に生きているんだ?」とか思った。まあ当然西暦ではなくて、仏滅紀元 というのを使っているようだ。

タイの場合は 西暦 + 543 年?



2012年8月28日火曜日

金冠

歯医者に行く。
 金冠って昔は歯科医で技工士さんが作っていたと思うが、今はそうじゃないよなあ。業者に出してるんだよね、きっと。

そういえば、歯科技工士さんがタングステンカーバイドの粉末を吸いこんで云々、という労災事例があるそうな。金冠って WC-Co なの?

2012年8月21日火曜日

google map

google map はメルカトル。でもなんでメルカトルなんだ?計算しやすいのか?

でもかわりに何を使えばいいかというと... LatLong ?形がヘンに見えるよなあ。単になじみのある図法だからメルカトル使っているのかも。

2012年8月16日木曜日

バファリン

薬関係をググってたら「血栓予防のために小児用バファリンを... 」みたいな記述にいくつか遭遇。中には医者に勧められた、なんて話もある。でも小児用はアセトアミノフェンだし、凝血には影響しないよね。凝固阻止に使うのはアスピリン、大人用バファリンのほうでしょう。医者がヘンなのか、患者の勘違いか。

2012年8月14日火曜日

JINS PC

JINS PC って何?と思って調べてみたが、どうもなあ。

効果があるという実験結果を見ても、裸眼と JINS PC との比較にすぎない。JINS PC のほうは光量が減っているので、条件が統一されているとは言えない。光量は疲れ目に如実に効くと思われるので、JINS PC  の効果といっているものがフィルタのせいなのか光量低減のせいなのか不明。

その程度の実験計画しか出来ない人が何言っても説得力がないよなあ。


2012年8月13日月曜日

ワゴンセール

ジャスコ行ったらワゴンセールで 2GB の microSD が 1 枚 25 円だった。2 枚購入。



2012年8月2日木曜日

geotiff の圧縮

geotiff の圧縮方法を変えるには geotifcp。lzw にするなら "geotifcp -c lzw geo.tif geolzw.tif"
普通に圧縮すると大抵タグが消える。



2012年7月31日火曜日

tmux attach

tmux attach  と全部入れなくても tmux a で OK。

2012年7月30日月曜日

.mdb ファイル

.mdb なるファイルを解析する必要に迫られる。そもそもそれが何のファイルかというと MS Access のデータベースらしい。

ググると oobase とか lobase とかで読み込んで、レポート書いて変換して... という手順を踏むらしい。で、Linux 上で開いてみようとするが、そもそも Access 形式を読むという選択肢がない。MS だしなあ、と思いつつ Windows 上で試すと読み込むことが出来た。

次はレポート... と思ったが、時間ばかりがかかってよろしくない。単純な形式みたいだし、もっと楽な手はないんかい、と思って再度ググると、どうも mdbtools というものを使えば良いようだ。
mdb-tables database.mdb
でテーブルの一覧を出し、
mdb-export database.mdb table_name > table_name.csv
で出力する。試してみると一瞬で終了。最初からこっちでやれば良かった。

2012年7月22日日曜日

ビリー隊長?

「ビリー隊長と一緒にビリーズブートキャンプで楽しく減量」みたいなポスターを発見した。

でも普通、新人教育の教官といえば軍曹クラスなんじゃないの?隊長クラスは尉官以上だよね。「ビリー軍曹」ならしっくりくるんだけど。

2012年7月18日水曜日

syslinux install メモ

syslinux install メモ。

MBR には MBM を入れるので、PBR に入れる場合だが、インストール先が FAT であれば syslinux -i /dev/sdc1、ext2|3 であれば extlinux -i /mnt/boot とか。extlinux の場合はディレクトリを指定すれば、そのディレクトリが属するデバイスに入れてくれる模様。今回 extlinux で FAT のパーティションに導入したが問題なかった。細かいことは気にしないようだ。これで PBR にローダが、ファイルシステムに *linux.sys ファイルが入る。.sys が syslinux の本体。

設定ファイルは syslinux.cfg とか。 / 、 /syslinux 、 /boot/syslinux の順に探すので好きなところに置く。メニューが使いたいのであれば menu.c32 を syslinux.cfg と同じところに置いておく。
syslinux.cfg は例えばこんなかんじ。
 
 
DEFAULT menu.c32
PROMPT 0
MENU TITLE SYSLINUX

LABEL Boot RIP Linux system (32-bit kernel)
KERNEL /kernel32
APPEND vga=normal video=640x400 initrd=/rootfs.cgz root=/dev/ram0 rw

LABEL Boot RIP Linux system to X (32-bit kernel)
KERNEL /kernel32
APPEND vga=normal video=640x400 xlogin initrd=/rootfs.cgz root=/dev/ram0 rw

LABEL Boot GRUB bootloader
KERNEL /grub4dos/grub.exe
APPEND --config-file=/syslinux/menu.lst
 
 
カーネルとオプションを書いておく。パスは多分 *linux.cfg からの相対パスになるので、面倒なら絶対パスで書いておくのが無難。

2012年7月17日火曜日

TestDisk など


近所の人が「フォーマットしろ、と言われる USB メモリがあるんだけど」と持ってきた。友人からもらったやつでちゃんとデータが入っているはずだし... というのだが、linux に繋いでみても パーティションテーブルが見えない。またディスク全体をパーティションとして使っているわけでもない。FAT32 でない可能性も考えてみたが、友人は Windows 使いだとか。

とりあえず dd でいろいろ見てみると 64 セクタ目から FAT32 っぽい部分がある。そんなもんだっけ?と手持ちの USB メモリを見てみたが、8192 セクタ目だったり 8064 セクタ目だったりとバラバラのようだ。ディスクのジオメトリで変わるんだっけ?

じゃあ最初の 63 セクタを飛ばしてマウントすればいいんじゃね?と思って記憶を探るが、どんなオプション使えば良かったのか思いだせない。しょうがなく dd if=/dev/sdc of=usb.img bs=512 skip=63 で先頭を飛ばしてイメージを造った。これなら普通に loopback mount してやるだけで読めるはず。
[offset オプションか。でも loopback デバイスにしか使えないかんじなので、どっちにしても dd する必要があったようだ。]

でも試してみると mount: /dev/loop0: can't read superblock と言われる。結局、どっか壊れてるのかな?

ちなみに最初の 63 セクタは全部 0 だった。MBR に何も入ってないという時点でかなりおかしい。何やったら (もしくはどういう壊れかたをしたら) こんなことになるのだろうか?


"can't read superblock" には fsck.vfat ということで試してみたが、いまひとつ芳しくない。
[後で再度 fsck.vfat -a を試してみたら、長時間沈黙した後にエラーなく終了した。mount も出来た。でも中身の多くは FSCKxxxx.xxx になっていた。あまり意味なかったな]


修復ツールはないんかな?と見ていて TestDisk なるものを発見。試してみたが、全域をスキャンしてもパーティションを見付けられないようだ。この 64 セクタ目にあるのはパーティションの先頭じゃないってことかなあ?
ただ、その中のツールに photorec ってのがあって、これがファイルをリカバーするもののようだ。使ってみると順調に読みだしているかんじ。ただ、すごく時間がかかりそうだったので、近所の人の PC に仕込んでやってもらうことにした。


面倒だし、どこまでリカバー出来るか不明だが、何も戻ってこないよりは良いと思ってくれていると信じたい。

tips

空のファイルやディレクトリを削除する時は find . -empty -delete

2012年7月11日水曜日

Tern Link Uno

Tern Link UNO 購入から約半年経ったわけだが...

フレーム、ハンドル等の各部の強度には不安はない。が、ガタピシ音がするのは残念。折り畳みはしやすく、軽いので持ち運びやすい。車に入れるのも楽。


ブレーキはプア。特に前。後ろのコースターは独特だが、ブレーキ力としては普通。ロックする程踏むのは難しい。ロック直前が一番制動力が出ているはずなので、制動力は普通との判断。それとペダルに足を乗せつづけていないとブレーキがかからないってのは、停止するその時までペダルに足を乗せる必要があるってことで、なかなか慣れない。反面レバーを握らなくても止まるのはイイ。すごく楽。つい他の自転車に乗っている時でもバックを踏んでしまう。
どうしてロックさせるまで踏めないのか。最近気付いたが、ブレーキを踏むのと逆の足にも力が入ってしまうためのようだ。左足でブレーキを踏んだら、右足はペダルから上げるぐらいの気持ちが必要。ああ、こっちの足はペダルから外してしまえばいいのかな?片足で踏んで、反対の足はブラブラさせるとか。それができるなら停止の時の問題も解決だなあ。


もう一度同じモノを買いたいか、と言われると微妙。DAHON SOS のほうが良かった。



2012年6月10日日曜日

店舗のおまけシールに


500 円毎にシールをくれる店があったとして、後もう少しで 500 円になるのになるから、ちょっとこっちのものも買ってしまおう、なんてのは (一部の人には) よくあることと思う。
半分 (250円) を越えてない時はあきらめるぐらい理性的だったとしても、価格の合計を 500 で割った余りは、250-499 円の間に来ることになる。価格がランダムだったと仮定した時の平均の余りの金額は 375 円だ。ということは平均して 125 円余計に買うことになる。
対して戻りのほうは?シールが次回のおまけになるとしても、景品になるとしてもその換算率は 1% 程度だろう。つまり 5 円の戻りを求めて 125 円支出していることになる。
まあ、納得できる人はそれでもいいのだろうが、値頃感を掴んでおくのは無駄ではないと思う。

2012年6月8日金曜日

Tern Link Uno

あれから時々接続部に注意しているが、キシキシ音が止まらない。いや、止まらないわけではなくすぐに再発する。音がするたびに接続部を開けているが、やはりホコリが溜っているようだ。

接続が弱いのかとネジを締めてみたが駄目。どうも隙間があってそこから砂ボコリが入り、そして入る度に音がするようだ。

あんまり気にしなくていい話なのかな?


2012年5月30日水曜日

csv に数式を


csv を吐くプログラムを作っているが、時々数式が入っているといいなあ、と思う部分がある。しかし csv には数式が使えない (と思っていた) ので、じゃあどうすればいいんだ?

モジュール入れて xls を吐かせる手もあるかもしれないが、どのぐらいの環境で動くもんなのだろうか?主な利用環境は Linux と Win だが、それぞれにコードを書かねばならないようでは面倒くさい。SYLK ならそんなこと考えなくてもよいと思うが、調べてみるとフォーマットが少々複雑。

でもググってみると、実は単に = で始まる文字列として書いておけばアプリ (例えば libreoffice) のほうで数式と解釈してくれたりするらしい。へえええ、ってなもんだ。


2012年5月28日月曜日

X11落ちたー、落ちたー、落ちたー


面倒なバグに遭遇した。環境は debian wheezy x86_64。今日 dist-uprade したばかり。
最近時々 X11 が落ちて困っていたのだが、どうやら状況が判明。

uim-xim (1.8.0-2) + openbox (3.5.0-3) な環境で
evince (3.4.0-2), gtkpod, zenity など (多分 gtk-3 を使ったやつ) を起動し
窓が大きくなる方向にリサイズした後に、タイトルバー直下あたりのなにもないところをダブルクリックすると"openbox received signal 11" で落ちるというもの。

uim-xim がなければ大丈夫、twm なら大丈夫、openbox の設定ミスかと思ってデフォルトの rc.xml を使うようにしても落ちる。こんなんどうしろと...


とりあえず ~/.config/gtk-3.0/gtk.css に
* {
    -GtkWindow-resize-grip-height: 0;
    -GtkWindow-resize-grip-width: 0;
}
を入れる、によって落ちついたかんじ。リサイズも出来ている。



2012年5月24日木曜日

Tern Link Uno


Tern Link Uno から、どうもキシキシというかキンキンというかピシピシというかそういう音がしている気がする。しかしどこから音がしているのかよくわからない。増し締めの季節かとも思ったが、そんなにネジのある個体でもない。(それでも締めたが)

ふとした時に、フレーム中央あたりから音がしているんじゃないかと気付いた。折り畳みなので中央には継ぎ目がある。開けてみると砂がはさまっていた様子。それを取り除いたら音が消えた。この前豪雨の時に折り畳んだのだが、その時入ったらしい。

折り畳む際には汚れに注意、ということですな。


2012年5月21日月曜日

google-chrome の proxy 対応


google-chrome の proxy 対応、最近はどうなっているのかと思っていたが、使えるようだ。でも設定を見にいくと、「システムのデフォルトを使うのでそっちで設定しろ」みたいに書いてある。

ただ、コマンドラインから設定することは可能です。フラグや環境変数の詳細については man google-chrome をご覧ください。 ともあるので、そっちで試してみた。

やってみたいのは proxy ではなく ssh トンネリングなので、まず

ssh -D 8080 user@remoteserver

で接続、次に

google-chrome --proxy-server="socks://localhost:8080

で起動すると... いけるやん。

内部は直接、外部は proxy ってできるといいなあ、と思ったら --proxy-pac-url=URL というオプションがある。firefox で時々使う pac ファイルを指定してみたが、どうも皆 direct になってしまったようだ。Linux 64 では未実装なのかな。


2012年5月16日水曜日

リスクの話


現在、日本の人口が 1.3億人で、交通事故による死者が 5-6 千人/年だ。これをおおざっぱに計算すると (0.5/1万^100)、生涯のうちに交通事故で死亡する確率は 0.5% ぐらいになる。

また、バブルな頃の日本では 1 万人/年以上死んでいた。これまたおおざっぱに計算すると生涯で 1% ぐらいの死亡率だ (1/1万^100)。もし今の交通事情がバブル期のそれに戻るとして、それを避けるためにどのぐらいのコスト (現金なり労力なり) をかけてもいいと思うだろうか?


一方、今回の原発事故で、生涯に 100mSv 以上を浴びる人ってのは、原発作業員以外にはほぼいないと思うのだが、もし 100mSv 浴びたとすると、LNT 仮説によればガン死の確率が 0.5% 上がる。つまり交通事情がバブル期に戻るのと同じだけ危くなるって話だ。


理屈から言えば、この放射能を避けるためにかけてもいいコストというのは、上で考えたコストと一致するはずである。(危険の程度 (=0.5%) も結果 (=死亡する) も似たようなものなので)


一致しない?まあ人間理屈じゃないからね。


2012年5月14日月曜日

iptables-persistent


iptables 系の再設定が面倒で古い iptables に付いてきたスクリプトを使い回していたのだが、squeeze の update で (rc まわりがかわるので) iptables-persistent に更新。

使いかたは簡単で、一通り設定した後、

iptables-save > /etc/iptables/rules

としてやれば毎回同じ設定で起動する。

中身を見ると iptables-restore

ところで、ip6tables-restore の行も ip6tables-persistent もないようだけど、そっちはどうするんだろう?


2012年5月11日金曜日

ipod without itunes


娘が ipod Shuffle にいろいろ曲を入れたいらしいので、Windows におけるそのへんの環境をちょっと調査。デフォルトは iTunes なのだろうが、画像も動画もテキストも入らない shuffle にディスク 150MB も使ったりリッピングや動画変換や iTunes Store や iPhone の管理機能なんかが付いたヤツはオーバースペックすぎんじゃね、JK?機能の 9 割以上を使わんですよ。(プログラムサイズ的な意味で)

"ipod without itunes" あたりでググってソフトを見つけてきたが、いろいろと使えない。以下紹介と詳細。

* Copy Trans Manager
挙動も軽さも特に問題ないのだが、DB を update した後に聞くとボイスオーバーがおかしくなる。具体的にはどのプレイリストも「プレイリスト 0」と言われる (通常は 1,2,3,... )。Shuffle でこれないよなあ。プレイリストを全部作りなおしても駄目。
フォーマットしてから入れ直そうとしたら、「iTunesDB (/iPod_Control/iTunes/iTunesDB) がありません」と来て、ヘルプを見ると「最初の一曲は iTunes で入れて下さい」と来る。「iTunes なしで管理できます」とかどの口で言うか。

* SharePod
表示にちょっとヘンな部分があり、楽曲が多すぎると最後のほうの曲が隠れて見えないことがある。それを除いた使い勝手はいいが、保存してもプレイリストが更新されない。フォーマットしたところに入れることができないのはこれも同じ。

* ephPod
Download に行くと Copy Trans のサイトに飛ばされる。これは進化前なのかな?
曲の一覧の表示がよくおかしくなる上に書き込もうとするとエラーがでて失敗する。

* YamiPod
純正の iTunesDB が必要な上に現行のバージョンのものは認識できない。

* Floola
Windows 版を落してきて入れたが、メニューその他がよく知らない (おそらくラテン系の) 言語になっている。言語を切り換えられるという話だったがそもそもそこが見つからない。その割にはドネーションウザい。使いものになるか判断する前に求められてもね。(商用ソフトでもそう思う。試用期間を入れるべき)

* Pod 野郎
すまない。プレイリストが使いたいんだ。

* SongBird その他
アイコンは可愛いがファイルを放り込みたいだけで「音楽統合環境」が欲しいわけじゃないので...

linux で使っている gtkpod にしても gnupod にしても iTunes はまったく不要で vfat でフォーマットしたところに放り込めるし、動作がおかしくなることもないのだが、Windows のソフトでそのレベルに到達しているものは見付からなかった。いろいろ諦めて iTuens を使わせるしかないだろうなあ。ゴキブリ潰すのにスリッパではなくメテオストライク使うようなもんだが。


2012年4月22日日曜日

研究所一般公開 (2)


今日も一般公開へ。

産総研に行ってみたが、春はこじんまりらしい。紫外線ストラップを狙っていったのだが、整理券を配布する 1 時間前でも既に人が多すぎで断わられている状態。挙句に早めに整理券を配布し始めるのでは、なんの為に時間が書いてあるのやら。毎回馬鹿馬鹿しいと思うのだが、ハンコみたいに抽選にする気はないのかね?

地質標本館は「オマーンの地質」みたいなのをやっていて、ちょっと期待していたのだが、昼だけ休みになっていた。きっと偉い人が見に来るんだろう。そういう時は警備の関係上休みになったりする。


産総研が良くなかったので物材研にも行ってみたが、こっちもこじんまり。ベーゴマもらった。

それからちょうどタイミング良く、鉄の鋳造を見ることが出来た。電気炉で溶かした鉄を砂型に入れて... という奴。鉄の融点は 1535度だが、炭素を大量 (3%とか) に入れることで、融点が 1150 度ぐらいまで下がるとか。そんなに下がるもんですか。実演では 1500 度ぐらいまで上げて使っていたが、鉄がトロトロではっきち表面張力が見られる状態。不思議な気分だった。

実演では鉄、炭素の他に金属シリコンも入れていた。これは不純物を付けてカラミを作るんだろうなあ、と想像したが、そもそも使っているのが電解鉄なのでそんなに不純物はないだろう?余分な炭素を取るのかな?でも炭素とシリコンでは付かないよなあ。
[シリコンを加えることにより、黒鉛の分布が均一となって靭性が増すらしい。シリコンが足りないとチル組織が出来て、硬度は増すが靭性は減る。鋳鉄ってのはまた違った物性があるんだなあ。]


そこもすぐに終わったので、高エネ機構へ。これまたこじんまりで、常設展と B ファクトリーを見たぐらい。

帰りに大穂のミラに寄ってカレー食べて戻った。大穂のミラって他店より初期の頃の味を残している感じで旨いかも、とはつれの言。


2012年4月21日土曜日

研究所一般公開


昨日今日明日ぐらいはここいら一帯一般公開の日。

まず午前中に自動車研究所。つれから「移動した」という情報をもらったのであちこち探したが、結局一歩も動いていなかった。まあ大きさは小さくなったかもしれんが。
電気自動車とか実験用のダミーとかシャーシダイナモとか衝突体験とかシミュレータとか見る。特にシミュレータはトロイダルな壁面にハイビジョンプロジェクタが 12 台付いていて... といったなかなか豪勢なもの。それでも自動車がカーブするのを再現しようとすると表示が追いつかないので、映像ではなく車のほうを廻すといった凝りよう。すごいもんだ。

衝突体験は 5km/h でぶつかる、というものだが、なかなかガツンと来る。
小型トラックの自動運転もやっていたようだが、タイミングが合わず見られなかった。
展示以外では自転車と自動販売機が多いのが印象に残った。自販機が特に安くなかったのもちょっと驚き。それからお茶のサークル (?) でもあるのか茶会をやっていたのでおいしくいただいた。


午後は農水方面。まずは動物衛生研究所。獣医体験が出来ると聞いて、娘が一番楽しみにしていたところだが、都合のため中止。普通の展示になっていた。(それでも楽しげではあった)

いろいろ聞いたが、特に BSE の話がおもしろかった。感染組織を数グラム食べさせただけでも感染するとか、一度で感染しなくても続けて食べさせていると感染するとか。となると閾値があるわけではなく、確率的に感染するのだろうか?
英国での感染者はもっと大量に食べていたことから「人間は牛よりも耐性があるんですかね?」と聞いてみたところ、「一度の渡英歴しかないのに感染した日本人の話もあるので、そうとも言えない」と言われた。なるほど。これもまた確率的影響であるとの証左になるかなあ。

また、プリオンの存在箇所は神経組織のみかと思っていたのだが、腸の一部 (回腸末端部) にも溜ると知った。へえええ。それから牛の胃がいかに大きいかも知った。
ひと通り見たあとはリサーチギャラリー。新品種のサツマイモで焼き芋の試食をやっていたのでありがたくいただく。中に入ってからは米の麺 (タイのフォーとかライスペーパー風) をいただき、虫や線虫を見てからまた焼き芋をいただいた。


食べた後は農業生物資源研究所。DNA を抽出したり、DNA ストラップを作ったり、無菌操作でトマト苗を植え付けたり、分子模型を作ったり... というあたりで時間切れ。サイエンスカフェがあったのでそっちにも寄りたかったが時間がなかった。ここではスタンプラリーの景品にカイコのマユを配っていたのだが、これをどうしろというのだろう?

今回はいつもと違ったところに行ったせいか、なかなか楽しかった。


2012年4月9日月曜日

gpg2


gpg でパスフレーズをファイルに入れておいて暗号/復号しているが、arch linux で突然使えなくなった。

と思ったら gpg2 では "gpg --batch --no-use-agent --passphrase-file password.txt" とする必要があるようだ。パスフレーズの入ったファイルのパーミションも 600 あたりでないと駄目な模様。


2012年3月29日木曜日

iPod_Control/iTunes/iTunesShuffle


今でも時々第一世代の iPod Shuffle を使っているが、いつの頃からか shuffle モードが使えなくなってしまっていた。そっちのモードに入れると再生出来なくなる。

売りの shuffle が使えないんじゃなあ、と思っていたが、iPod_Control/iTunes/iTunesShuffle ファイルがないためと判明。

iTunesShuffle file にはシャッフルリストが入っていて、適宜 (リストを使い終わった時とか) 再作成されるようだ。

play/pause ボタンを 3 連打すると作成してくれる、とあるので打ってみたら、shuffle モードが使えるようになった。フリーズっぽい挙動をしていたので嬉しい。


2012年3月14日水曜日

CUPSで一苦労 (2)


CUPS 続きっぽいの。

"駅すぱあと" のページを印刷してみたが、ローカルから raw プリンタ相手に送ると (ローカルから誰が造ったか不明の pdf が送られてサーバの gs で処理) 印刷まで 3 分以上、ローカルで ps プリンタ相手に送ると (ローカルの cups が生成した postscript が送られてサーバの gs で処理) 1 分強、firefox が吐いた ps を lpr で送ると (firefox の ps を サーバの gs で処理) 数秒。小さくても画像が入ると遅くなるかんじ?
ちょっと設定が簡単になったりネットワーク上のプリンタを見つけ易くなったりした代償がこれでは割に合わん。

サーバの debian squeeze にいれた lprng は、apt-get dist-upgrade したら削除されてしまった (そういえばそれで何の不満もなかった lprng から乗り換えようかと思ったんだった)。今は "echo 'lprng hold' | dpkg --set-selections" で hold してあるが、これって新しいバージョンが来た時はどうなるんだろう? (そうそうは来ないだろうが)
unhold するには "echo 'lprng install' | dpkg --set-selections" だそうな。

でもまあ、問題が判ったので cups でもなんとかなるか (というより lprng にしても解決しない)。要するに、gs に pdf が渡らないようにすればそれなりに使えるはず。
サーバのほうは 3 つのキューを造った。

1. raw (プリンタ直結っぽい、windows 用)
2. Epson-LP-xx00-escpage.ppd を使うやつ (内部的には gs -sDEVICE=escpage)
3. Epson-LP-2200-eplaser-jp.ppd を使うやつ (内部的には gs -sDEVICE=lp2200)

2 と 3 とは似たようなもんだが、変換は 3 が速く、データは 2 が小さい (ので転送時間が短い)。
それから、後の利用も考えて cups-lpd も設定した。余計なポートが開かないように inetd ではなく tcpserver で起動する。

/usr/bin/tcpserver -H -R -u 7 -g 7 -x /etc/tcpserver/cups-lpd.cdb 0 515 /usr/lib/cups/daemon/cups-lpd -o document-format=application/octet-stream &

uid 7 は lp、アクセス制御ファイルである cups-lpd.cdb は、localhost と プライベートアドレスのみに限定する内容。

クライアントのほうからはサーバで設定したプリンタが全部見えているが、そのまま使うとクライアントから pdf が飛んでいくことになって、Epson-LP-xx00-escpage のほうはエラーを吐いて止まるし、Epson-LP-2200-eplaser-jp のほうはえらいな時間がかかる (3 分コース)。そこで、

プリンタードライバー: Generic PostScript Printer Foomatic/Postscript (recommended)
接続先: http://print_server/printers/escpage

なエントリを作成してそれを使う。つまりクライアントの cups を経由してサーバの cups に転送する設定を造ったわけだ (馬鹿みたいだが)。こうすることにより、クライアントから pdf が飛ばず、cups が造った postscript が送られることになる。これも大概遅いが (1 分コース)、pdf を送った時程でもない。

サーバに lpd を入れたのは、クライアントの lpr を使えるようにするためだ。サーバはそのまんまで cups のキューが見えているが、クライアントのほうは /etc/printcap を設定する必要がある。昨日と同じだが、
lp|remote printer:\
        :lp=:\
        :rm=192.168.9.1:\
        :rp=escpage:\
        :mx#0:sh:

としてやれば、アプリが造った ps を使い、クライアントから "lpr output.ps" で印刷できる。もちろんこれが最速だ (秒殺)。

もしかしたら遅いのって EPSON プリンタだけなのかなあ?


2012年3月13日火曜日

CUPSで一苦労


印刷の調子が悪いのでまた CUPS。Linux 使っていて一番苦労するのは印刷だな。

どう悪いかというと、単に相当時間がかかったり、あまりに遅くてストールしてしまうあたり。ある 8 ページのファイルなんかは食事から戻ってきてもまだ印刷出来ていなかった。汎用機の時代のようだ。(超高いインパクトプリンタを使っている場合を除く)

CUPS は何をやっているのかさっぱり見えないので、とりあえず受けて (フィルタ通して) プリンタに送るだけのお仕事しかしないサーバのほうは lprng に変更。入れるのは apt-get で一発。

とりあえず昔使った printcap をそのままに lprng を起動する。基本的に直結か、"gs -q -dDuplex -dNOPAUSE -sDEVICE=lp2200 -r600 -sOutputFile=- -" ぐらいしかやってない簡単な奴。これに test.ps を流し込むとすばやく綺麗に印刷出来た。

次にデスクトップのほうの CUPS をこれを使うように設定してやる。ポートを "lpd://print_server/lp" (デフォルト、postscript を入れると gs で変換してプリンタに送る) にしてやり、Generic Postscript プリンタを選べば終了。のはずだが印刷出来ない。エラーは "/usr/lib/cups/filter/foomatic-rip failed" とか。

このエラーに関する情報はほとんどない (というか、「そのエラーだけでは判らない」という情報は見た) のだが、ネットまわりが怪しいと直感したので、nmap を使って調べてみるとサーバのポートが開いてない。これは
/etc/lprng/lpd.conf に
lpd_listen_port=515
を書けばいいとすぐ判った。

で、再起動したがやっぱり駄目。"telnet print_server 515" として見るが "no connect permissions" ではねられる。nmap で見ても開いているし、サーバにログインして "telnet localhost 515" は大丈夫なので、daemon が動いてないのではなくどっかにアクセス制御があるらしい。(もちろん /etc/hosts.lpd ではない)

これを探すのは苦労したが
/etc/lprng/lpd.perms の関係部分を
#REJECT NOT SERVER
のようにコメントアウトすれば良いと判明。うん、そのまんまだね。
ただ、開けたくないポートもあったので、最終的には
ACCEPT SERVICE=X REMOTEIP=192.168.0.0/255.255.255.0,127.0.0.0/8
REJECT SERVICE=X
みたいな設定になった。ひとつだけポートを開けりゃいいってことなら
/etc/lprng/lpd.conf に
lpd_listen_port=xxx.xxx.xxx.xxx%515
でも OK。複数書く方法もあるんじゃないかと思うのだが、見付けられず。

ついでなので、Desktop のほうの CUPS にいくつかプリンタを追加した。ひとつは手元で変換して raw printer に送るやつ。ポートとして "lpd://print_server/raw" (まんま。何もしないで受けたものをそのままプリンタに送る) を選び、プリンタドライバに EPSON LP-2200 を選ぶ。もうひとつは、考えてみりゃプリンタサーバのほうは postscript を受ける前提で作ってあるんだよなあ、ということでポートとして "lpd://print_server/lp"、ドライバとして raw プリンタを選んだ。これで手元のアプリで出来た postscript ファイルがそのまんまプリンタサーバに送られるはず。

整理すると
1. local filter : ps => server port : ps を受けて gs を通りプリンタへ
2. local filter : lp2200.ppd で escpage => server port : プリンタ直結
3. local filter : なし (アプリ製 ps) => server port : ps を受けて gs を通りプリンタへ
ができたわけだ。

と、色々苦労して (一番苦労したのはネットワーク) 設定したのだが、全然早くならない。なんで?

2. はすぐ判った。手元で gs を通過するのに分単位で時間がかかり、出来たものがネットを通るのにまた時間がかかっている。他は?
少なくともサーバ側は何をやっているのか判るので、フィルタ中にデータをトラップする設定を書いて調べてみた。すると 1. は ps を送っているのだが、3. は pdf を送っていることが判明した。どうしてこうなった?

1. は ps ではあるのだが、ブラウザなどに直接吐かせた ps に比べると異様にでかい。中を見ると ascii decode してあるようだ。そのせいかどうかは不明だが、それを gs に解釈させると数倍以上の時間がかかる。そこで遅くなっているらしい。もちろんサイズが大きいのでネットワークに時間がかかっている部分もある。
だいたいの感触だが、同じブラウザに同じページを吐かせた時、gs が pdf を解釈するのには ps の 10 倍ぐらいの時間がかかる。ブラウザの吐いた ps と cups が造った ps とでは、1.5 倍以上かかっている。

結局、ブラウザ等に直接吐かせた ps をサーバに転送、lpr に送るれば待ち時間なく出力できるはずのものが、cups を入れることによって余分な変換を何度もかまされ、データもでかくなってしまってストールしていたわけだ。「CUPS で簡単印刷」とかどの口で言っているのだろうか?

しかも腹の立つことに raw プリンタですら pdf を送る仕様になっているために、一番単純な構成を組むことが出来ない。そいつが CUPS のせいかのかアプリのせいなのかというと... よくわからん。Firefox の場合は、pdf ファイルに吐いたのも raw に送るのも同じ内容だが、google-chrome だと異なる。なんなんだ?
(Firefox もいつも同じというわけではないようだ。理解不能。)
"Generic text-only printer" っていけそうかな?と思ったが駄目。"client-error-document-format-not-supported" なんて言うところを見ると、text-only かどうか判断するフィルタがあるのだろう。余計なお世話だっての。

lpadmin あたりでなんとか出来そうな感じだったので、いろいろ試すがやっぱり駄目。単純にしても (lpadmin -p test -E -v lpd://192.168.0.1/ps ぐらい) pdf を吐く。勘弁してくれ。

まあ cups の lpr は入れて設定したので、なんなら手元で ps 作って lpr にかけりゃいいや。リモートに出すための printcap の設定はこんなかんじ。
lp|remote printer:\
        :lp=:\
        :rm=192.168.0.1:\
        :rp=ps:\
        :mx#0:sh:
rm にサーバ名かアドレス、rp にキュー名を書く。

ついでなので 他所で発見した lprng で foomatic-rip (PPD, OpenPrinting から持ってくる) を使う設定を書いとく。CUPS の優位ってこれだけだよな。
psf|post scriput printer with foomatic:\
        :lp=/dev/usb/lp0:\
        :sd=/var/spool/lpd/pdf:\
        :af=/usr/local/lib/Epson-LP-2200-eplaser-jp.ppd:\
        :if=/usr/bin/foomatic-rip:\
        :lf=/var/log/lp-errs:\
        :mx#0:sh:

lpr/lpd の頃も苦労したもんだが、それはデバイスが対応してないから苦労したって話であって、それ以外の部分は単純で一度書けばずっと動いたもんだった。今はデバイスのほうはちゃんと対応しているが、身内の CUPS が裏切りやがる。


2012年3月2日金曜日

ただいまの Firefox addon

Downloadhelper
FireGestures
Flashblock
New Tab Homepage
TranslateMenu
UserAgentSwitcher
Google translater for firefox



2012年2月21日火曜日

つくば市であった松永和紀講演会の感想

松永和紀さんの講演会があるというので行ってきた。場所はエポカルつくばの国際会議場。

 紹介があって 2 時間程度講演。
冒頭に「メディアによる情報災害が起っている」というつかみがあって、放射線の影響、ほどほどにリスク管理をしていこうという話、新基準値の話とこれまで のモニタリング結果 (現状の内部被曝は少ない)、放射線検査の意味 (高線量のものを検査で堰き止めているわけではない。現状把握と対応のためのもの)、商業主義の酷いメディアの報道について、リスクアセスメント... あたりで時間切れ。

以下質疑と感想。
 (Q1) あらゆる情報にはバイアスがかかっていると思う。意見を聴くと、原発推進派かどうか考えるようになった。ICRPの基準も原発が成り立つがどうかで決めたと聞いている。従って ICRP の基準にのっとってやるというのはどうか。
 (A1) それでも ICRP は一番信頼できる団体だ。ECRR といったものもあるが科学的ではないと思う。バイアスはもちろんある。
 (I1) 意見の正確さと、原発に対する賛否は無関係。ICRP の基準は疫学的な影響が見られない部分、つまり ND の部分において、原子力産業が労働者の安全をどう守るかその基準を示したもの。健康影響の無い部分でどう線を引くかという時に、経済的な基準で線を引こ う、となっても何の不思議もない。むしろ100mSvまではなんでも OK、になっていないことに注目すべき。

 (Q2) 米国科学アカデミーの報告によれば、100mSv でガン死が 40/100 から 41/100 になるとあった。また、広島長崎の解析から 10mSv で胎児に影響があるというものがあるがどうか。
 (A2) 米国科学アカデミーの報告も読んだが、数字については記憶していない。日本ではガン死の率はもっと低いと思う。
 (I2)  前半はそんなもんだろう。後半はにわかには信じ難い。広島長崎の調査は事後予測で、多くは 1Sv とか 2Sv とかそんなレベルの話だよね。10mSv なんてどうやって計ったのだろうか。それと、疫学は確率的な議論なので、低線量でも影響があるという結果も当然ある。しかし、それは少数派。また、真に問題なのは、どの程度影響があるか、の部分。

 (Q3) 高線量、広域的な除染は不可能だと思う。明治時代にも例があるが、(社会環境を破壊しない) 集団移住を考えるべきではないか。
 (A3) 思ったよりも土から植物に移行しないことが判ってきた。高い値がでるのも林の中の田圃など一部だけである。その土地で、数十 Bqの放射線なら気にしないという消費者の力を借りて (農業をしながら) 生きていきたいという意見もある。どちらにしても決めるのは居住者であって、外部の人間 (や行政) ではない。

 (Q4) 食品放射線基準について、乳児も同じ 1mSv なのか。どう考慮してあるのか。
 (A4) 成人と乳幼児とでは換算係数が違う。Sv になった時点で考慮済み。
 (I4) そこまで勉強しているなら知っているはずだと思う。

 (Q5) カリウムとセシウムとでは影響が違うと聞いている。(現在の陰膳検査において検出される Cs の量が K40 のブレの範囲だという講演中の説明は) それでも成りたつのか。
 (A5) 説明不足だった。Cs の係数は K40 の 2 倍。でも大意は変わらない。

 (Q6) 魚介類について生物濃縮はないといったが、どのような根拠か。
 (A6) メチル水銀の濃縮係数は 10 万、100 万のオーダーであるが、セシウムの場合は 100 のオーダー。普通、科学的な意味で生物濃縮という時は 1000 のオーダーからなので、その意味では生物濃縮はないという表現になった。

 (Q7) つくばで農業をやっている。農産品を検査してもらったが ND だった。とはいえ、どう消費者に説明していったら良いのかがわからない。
 (A7) (機器がないので追加の) 検査も簡単ではない。どんな努力をして農業をやっているのか、転土や肥料で工夫していることを消費者に発信してはどうか。そういう「顔の見える」農業が理解に繋るのではないか。もちろん私もライターとして努力したい。
 (I7) 参考になる。 海原雄山の言葉に「人の心を感動させる事が出来るのは人の心だけなのだ。」という言葉がある。努力している様を見せて消費者に理解を、というのは、それに通じるものがあると思う。不安は数字や事実だけでは拭えないが、心があれば可能なのだろう。

 http://www.foocom.net/ や松永さんの blog は良く読んでいるので、特に目新しい話はなかったが、全体としては良かった。だた、もっと時間があるともっと良かったと思う。

もうひとつ、今回の講演会の主催は意外なことに水戸 COOP だった。COOP といえば過激な消費者運動、つまり「放射線はゼロでなきゃ駄目」みたいなことを言う団体だという印象だったからだ。しかし考えてみれば、COOP には産地直送産物といった、生産者と一緒に行動している部分もあるわけで、それが今回の「まともな」講演会に繋ったのだと思えば納得できる。


2012年1月19日木曜日

Tern Link Uno

Tern Link Uno 買った。
Dahon 分家の Tern 社製 20 インチ折り畳み自転車。色はグレーピンク (2012はこれのみ)。後ろがコースターブレーキなのが楽しい。
剛性や駆動系には不安がないが、前ブレーキは貧弱。きっと元々は付いてないんだろう。アメリカンなスタイルだ。
ハンドルが高すぎるのが不満。もう10cm低くていい。かといってテレスコピックも好きじゃないし。普通の自転車にサイズ違いがあるように、ハンドル高の違うものが数種類あってくれると嬉しいが。