2010年12月10日金曜日
「パスワード定期変更云々」を読んで
元はセキュリティホールめもの記事.
パスワード定期変更云々 を見た.
うーん... 100 日で全部試行できるとして,50 日で変更した場合,最初の 50日でクラックされない確率が 1/2.そこで変更するが,変更したパスワードが既に試したところに入る確率が 1/2.従って 100 日後に無事な確率ってのは 1/2*1/2 (=25%) なんじゃないかなあ?
一般的に言えば総当たりにかかる時間の 1/n の時間で変更するとした時,最初のターンで無事な確率は 1-1/n,次のターンで無事な確率は (1-1/n)^2... と来て,全試行時間後も無事な確率は (1-1/n)^n と.具体的に言えば,毎日変更した場合クラックされる確率は 1% = 安全な確率は 99% と.次の日も無事でいられる確率は 99% * 99% で以下同文,みたいな.
ということは複利計算なので,無限に短くパスワードを変更したとしても,1/e (約 36.8%) 以上に安全にはできない,のかな?
対してパスワードを [A-Za-z0-9] の中の一文字増やしたとすると,破られる確率が同じになるまでの時間が 62 倍になるわけだ.2 文字増やせば 3844 倍.どっちが良いか考えるまでもない.